パノラマ島奇譚 (ビームC)

  • エンターブレイン (2008年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (276ページ) / ISBN・EAN: 9784757739697

作品紹介・あらすじ

魔神・丸尾末広が、江戸川乱歩の代表傑作を、奇跡の完全漫画化!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

物語は、うだつの上がらない小説家が友人とすり替わることで始まります。彼の破滅的な野望が描かれ、成功の陰には明智小五郎の登場が待ち受けています。江戸川乱歩の独特な世界観を、丸尾末広の筆致が見事に表現して...

感想・レビュー・書評

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  • これ以前に何人かの作家がコミカライズを描いてるけど、この丸尾版が決定版って事になるかな。

    今後、丸尾版を越えるパノラマ島を描けるマンガ家がいるとすればもう水木しげる大先生かドリヤス工場しかいない!!…筈(笑)

  • 前々から気になっていた一冊。
    江戸川乱歩×丸尾末広という、レトロな雰囲気のコラボ。

    主人公は、うだつの上がらない小説家・人見広介、
    そんな彼が、学生時代の友人とすり替わるところから物語が始まります。

    といっても、すり替わりのきっかけは友人の死、
    その目的は友人の財産と、なんとも破滅的な内容です。

    すり替わった後も、事業家であった友人の後を継ぐわけでもなく、
    自分の妄想を“大人の遊園地”として実現しようとします。

    その目論見は一見、成功したかのようにも見えますが、、
    ラスト、明智小五郎がの登場でそれも潰えてしまいます。

    潰えた彼は、どうなるのでしょうか。。

    それにしても江戸川乱歩の頭の中はどうなっているのか、
    また、彼の退廃的な描写を絵に描き出す丸尾さんの筆致もさすがです。

    書店で並べてあった『芋虫』も、気になってきました。。

  • この前、原作を読んだんだけど
    パノラマ島っていうのは雑誌"ワンダーJAPAN"好きな私にとっては好みの島。
    これは絵で見た方が…
    字で読むより視覚からの方が凄いんでないか?
    と、思い丸尾さんのパノラマ島奇譚を買っちゃった(〃艸〃)ムフッ 
    原作を多少アレンジしてるけど、
    まぁ…そのまんま漫画にした感じで
    パノラマ島奇譚を復習したよ(笑)
    絵で見るとパノラマ島がよく判る!(b^ー°)
    丸尾さんの絵って乱歩さんの世界観にピッタリだと思う。
    原作は幻想的で漫画はリアルって感じかな?
    ラストが生々しい…。

  • 初丸尾。江戸川乱歩やっぱりイイネ!

  • 文句ナシ!乱歩ワールドと丸尾先生の世界がガッチリ噛み合った!

  • 「パノラマ島奇譚」は、江戸川乱歩の小説(「パノラマ島奇談」)も入手し、久しぶりに読んで、漫画との比較、というか、もう読んでる端から画にみた世界が色つきで脳内に投影されていく感じに酔いしれてなんか色々現実逃避。丸尾先生のなめらかな曲線が、乱歩の積み上げていくような文体と面白いほど重なるので、まるで映画を観ているかのように錯覚する。「パノラマ~」は、原作を元に描いているのだから当然、といえばそうなのかもしれないけれど、あの奇天烈な乱歩先生の世界を余すとこなく、所によっては、それ以上に、力強く描きあげるのは尋常じゃないなと思います。そしてこちらも今更だけれど、乱歩先生の魅力は、そこはかとなくB級感漂う極上のA級作品というところですかね。ちょっとした言い回しなんかも気が利いていて、トコトンいかがわしくて、猥雑で。でも、引きつけてやまないのは、物語の破天荒さでしょうか。そんなこんなで、丸尾×乱歩は、とんでもなくしっくりくるんだなあと、感心。あー、画集も欲しい。つうか、乱歩全集欲しい。先ず、画集欲しい。しかし設置する場所がない。場所も欲しい。飾り棚が欲しい…わたしにも巨万の富があれば…

  • 乱歩先生の作品ではピカ一だと思う。
    想像を絶するようなおどろおどろしいユートピアの世界に引き込まれてしまい、細かな描写まで後々忘れることがない作品。

  • ほぼ別の話といっていいくらいの描写に感じたが、もしかしたらこの上なく忠実なのかもしれない。

  • 丸尾末広と乱歩の親和性は異常なのだ。

  • 正しく江戸川乱歩の世界観!!!

    「芋虫」探してるんだけど見つからないーー。
    やっぱあまぞんさん…ですか…。

    緻密な描写がものすごい心をわくわくさせます。
    ウォーリー並にコマを眺めてしまう…。

  • 丸尾末広の絵が高畠華宵の影響を強く受けている事を知った。

  • 江戸川乱歩×丸尾末広なんて、良くないわけがない!

  • このコミカライズは丸尾末広でしかできないだろう。劇画のように荘厳としていて神秘的、耽美な一コマ一コマに圧倒されっぱなし。原作は未読だが、さすが江戸川乱歩と言うべきストーリーも相まって、とても充実した一冊。読んでよかった……。
    思ったのは、作中に様々な外国の人物や絵画、彫刻などのモチーフが小ネタのように散りばめられていて、それがとても読んでいてワクワクしたということだ。アペニンの巨人、平面庭園、カスタータ、オフィーリアの死体、サロメ、ディアギレフ、死の島……など(人工楽園と言ったらユイスマンスの『さかしま』だが、それらしきものは見つからなかった)、改めて原作者江戸川乱歩の知識の広さと、丸尾末広のリアルな絵に感動する。
    本当にすごい! いーなーパノラマ島行きたいよう

  • 美しいの一言。
    乱歩作品のコミカライズというより、パノラマ島奇談をモチーフにした丸尾先生の画集という感じ。
    サイズアップして細部まで楽しめるように本格的な画集として出して欲しい、、

  • とにかく絵が美しい。
    楽園の描写が素晴らしい。人物も建物も景色も。
    江戸川乱歩の原作も読まなくては。

  • 絵が美しい。ストーリー性重視というよりは、画集を眺めるようなテンションで読むべき。

  • 『恐怖奇形人間』はもちろん、テレビの「美女シリーズ」伊東四朗版もいいが、このコラボはスバラシイ。親和性カンペキ(笑

    丸尾氏には『犬神博士』を続けてほしいのだけれど、連載を実現してくれる版元はないのかな?

  • 『月的愛人』の戦後描写が強烈で、原作が江戸川乱歩だとはまったく気づかずに買った1冊。
    グロ描写が控えめで、後に乱歩の原作も読んだが意外にも忠実に描いてある作品だった。
    ベストコラボな作品だと思う。

  • 耽美系とかガロとかエロ・グロ・ナンセンスとかが好きな人間には「『パノラマ島綺譚』・江戸川乱歩・丸尾末広」の組み合わせだけで、もう目に入った瞬間速攻でマイ・フェイバリットコミックス殿堂入り認定してしまうのではないでしょうか。かくいう私もそういう系大好き人間なので本屋で見かけた瞬間つい不可抗力で購入しました。

    期待通りですね。やはり江戸川乱歩の世界を漫画化していいのは丸尾末広だけです。
    この漫画を読んだ後で『パノラマ島綺譚』を青空文庫で読みましたが、原作の方を読むとなおさら、乱歩が描いている世界に忠実であることがよく分かります(一部変更したり描かなかったりはありますが)。

  • 魔神・丸尾末広が、江戸川乱歩の代表傑作 を、奇跡の完全漫画化! 三年余の沈黙から覚 醒した、日本漫画界が世界に誇る魔神・丸 尾末広、満を持して、 巨星・乱歩の歴史的 傑作に挑む! 満都震撼、ファン感涙、天下無 類の、極上怪奇幻想譚!ここに奇跡の降臨!

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著者プロフィール

1956年、長崎県生まれ。15歳で上京後、『リボンの騎士』でデビュー。漫画とイラストレーションを数多く手がける。主な作品『少女椿』『月的美人』『笑う吸血鬼』『パノラマ島奇談』や荒俣宏『帝都物語』の挿絵など。

「2018年 『丸尾画報DX III』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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