ソウル・フラワー・トレイン (BEAM COMIX)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757739772

感想・レビュー・書評

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  • 収録作の発表された年がバラバラなので、時期の違う作品同士を比べてみると作者の絵柄がどんどん洗練されていってることがよくわかる。その完成されていく絵柄と人情噺の親和性は高い。

  • 日本って実は、カリフォルニア州と同じくらいの大きさしかないって知ってました?

    だのにどうしてどうして、個性的なこと。
    あたし個人は親の都合で転校生生活が割と長かったけれど、
    そうしてそのあたりがあたしの人格形成に影響していると疑わないけれど、
    住まう所ってやはり、その人に影響を与えるものだと思うし、
    大阪、という響きは関東の人間にとって、一種独特だと思う。

    世の中に絶対はないんだけれどでもやっぱ、

    大阪って言ったらちゃきちゃき。
    東京のことちょっとうらやんでちょっと見下してる
    おばちゃんはみんなあめちゃんをもっている
    なんとなくあったかい
    話にオチがないとバカにされる
    バカって言っちゃダメ、アホならOK

    ‥なんて事を全部、信じたくなる。



    この、ソウル・フラワー・トレインはまさにそんな、大阪オンチのくせに
    なんか勝手に幻想を抱いているあたしみたいな人が、
    「もしかしてこうなっちゃう?え?もしかしてもしかすると???」
    なんて思ってしまうすべての「まさかいやそれはない!」がぜんぶ、
    てんこもりもりに詰まった漫画。

    特にタイトルにもなっている「ソウル・フラワー・トレイン」は、
    まさかこうなるわけはないよね?って1ページごとに思って、
    ことごとくそれが大当たりして、
    そうして最後のエンディングまでまさかのドンピシャ!!
    どひゃー。

    絵がらもかなりいけてる。
    フェルトペンみたいな太いラインでばさばさ描かれた絵は、
    白黒でしかないのになぜか、異常にサイケデリックに見える。
    (朝倉世界一の漫画に似てる‥ かな?)
    なぜか幻聴ならぬ幻味で、ソース味が広がる世界観。

    東京のオリンピック誘致で「おもてなし」といっていたけど、
    きっと大阪とか京都とかサッポロとか、
    それぞれの街のそれぞれのおもてなしってあるんだろう。
    この一冊読むと、この人に全身でおもてなしされた気になるし、
    あたしなんて大阪行ってみたいな〜って気になったもん。


    かなりこてこてで、ばったばたで、でもほんのりつーんとくるような、
    そんな「昭和」感たっぷりの空気をたまにはすいたくなったら、
    あるいは誰しもが思ったことのあるそんな大阪味わいたくなったら、
    ロビン西、いいかもっすよ。

  • タイトルの短編もとてもいい話だが個人的には虹のマリちゃんが一番。ブラックなユーモアだけれどハッピーエンドなのか、というところが。

  • 超スパークした。特に最後の話は5回くらい読み直して5回とも泣いた。やばい。

  • はやくほしい

  • マインドゲームも好きですが、アニメのほうが好きなので。
    漫画としては、こっちを押す。

    切ない。でも辛気臭くないのでよいなあと思う。
    大阪弁の漫画って若干うっとおしく感じることも多いのだけど、ロビンさんには感じない。

  • ¥105

  • ノスタルジック!やさぐれてた時にシャッフルで読んだ。じわじわあったかくなった。

  • ロビン西短編集。
    大阪。「ユキ、頑張れ」

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