お狐サマの赤い糸ッ! (ビーズログ文庫 か 2-6)

著者 : かたやま和華

• エンターブレイン (2008年7月15日発売)

作品紹介・あらすじ

「お柚羅の方さまのようにできぬものか」。紗那王が口にした女性の名前。斑娶りのさきがけで、紗那王の初恋の人らしい佳人に桐緒の胸はキシキシ。女らしくなりたいと一念発起した桐緒が決意したのは大奥での花嫁修業!不服げな紗那王を説き伏せ、雲上で宮仕えをする歌橋という教育係について行儀見習いを始めたものの、嫉妬と謀の渦巻く女の園に桐緒は圧倒されるばかり。さらには歌橋から斑娶りの衝撃事実を開かされ-!?『この恋は永遠なの?』そしてふたりは…。大チュウ目の第6弾はじまり、はじまり-。

感想・レビュー・書評

[カエルっ子さんの感想 · 2012年10月9日]

第６弾。

[catcatさんの感想 · 2010年10月18日]

お狐サマ６巻です。



「お柚羅（ゆら）の方のようにできぬものか。」
紗那王が珍しく口にした女性の名前。

紗那王の初恋らしき人の存在に、桐緒の胸はキシキシ。
女らしくなりたいと一念発起した桐緒が決意したのは、大奥での花嫁修業。
不服げな紗那王を説き伏せ、狐の里で宮仕えをする歌橋（うたはし）という教育係について行儀見習いを始めたものの、嫉妬と謀の渦巻く女の園に桐緒は圧倒されるばかり。

さらに、歌橋から斑娶りの衝撃的事実を聞かされ…。



「赤い糸！」というタイトル通り、とても甘いです。
私的に甘々な展開は大好きですとも！

紗那王の過去も少しだけど書かれています。
登場人物の過去話が出てくるのも私的に大好きな展開ですとも！
しかし、紗那王！５年も閉じこもってたなんて、どんだけ引きこもりなんだ、笑。


二人が交わしたお歌のやりとりにすごいキュンとなりました。
桐緒のお歌も可愛らしいけど、紗那王のあれは反則だっ！
口数の少ないお狐サマのお歌だからこそ、ものすごい破壊力を持つのです、笑。


桐緒は斑娶りの真実について知ることになるんだけど。
この事実については納得だなぁ。
むしろ、そうじゃなきゃ娶る意味がないよねー。


でも、二人の周りにはどうしても藤真さまの影がチラつきます。
この人、どんどん救えなくなってくる…。