- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757744738
作品紹介・あらすじ
赤い糸を手繰り寄せあった(?)桐緒と紗那王。夢見心地の甘〜い日々…が訪れるワケはなく、桐緒は気がつけば翠蓮王に変身させられ、"お見合いの身代わり"をするハメに!?どうやら翠蓮王の縁談と紗那王の斑娶りには因果関係があるようだが…。肝心なことは話さない紗那王に業を煮やした桐緒は、元の姿に戻してもらうため、松寿王の手引きで始めて「雲上の狐の里」へ!!-しかし、桐緒の七変化と紗那王の大胆不敵な行動で狐の里は大混乱!!初・体・験だらけの第7弾はじまり、はじまりー。
感想・レビュー・書評
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第7弾。
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お狐サマ7巻目です。
ついに化丸がセンターにやってきました!
赤い糸を手繰り寄せあった桐緒(きりお)と紗那王(しゃなおう)。
甘~い日々が訪れるわけもなく、桐緒は紗那王の姉君・翠蓮王(すいれんおう)に変身させられ、お見合いを身代わりすることに…。
どうやら、翠蓮王の縁談と紗那王の斑娶りには因果関係があるようだ。
相変わらず何も話さない紗那王に業を煮やした桐緒は、元の姿に戻してもらうために紗那王の兄君・松寿王(しょうじゅおう)の手引きで初めて雲上の狐の里へ…。
前回でとてもらぶらぶになった二人。
でも、良いところで邪魔が入るのはもうお約束、笑!
脇を固める愉快な仲間達には、気をきかせる、なんて言葉はないのです。
翠蓮王に拉致された、桐緒は騙されて翠蓮王の姿になってしまいます。
それを見た紗那王の反応がひどすぎるっ!
中身は桐緒でも、外見は苦手な姉君だからとても邪険に扱ってます。
やっぱ、見た目も大事なんですね、笑。
面白いけどさ。
新キャラのちぇりーぱい狐こと玖宇珂(くうが)と翠蓮王の仲も気になりますね。
鷹一郎とお千代さん並に微笑ましい関係です。
で、ついに狐の里です!
桐緒を追いかけてやってきた紗那王の無言の圧、笑!
毎度おなじみの夜桐の姿の桐緒を担ぎあげて運ぶのもお約束。
紗那王は親王さま…いわゆる狐の里の第二王子的な立場なので宮さまらしく威風堂々とした態度です。
それに引け目を感じてしまう桐緒、改めて紗那王との距離を感じてしまいます。
でも、そこは桐緒らしく自分にできることはないかと模索。
私的にジメジメっとした雰囲気は苦手なので、読んでて好感もてますね。
しかし、紗那王の正妃という立場は、色々と反感を買うらしく、またもや狐に命を狙われてしまいます。
今度の狐は、小物ではなさそうですね。
最後、紗那王が群れの狐たちに、「わたしの桐緒が世話になったな」というシーン。
男らしくスカッとしていて良いと思いました!