“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫 の 2-7-1)
- エンターブレイン (2008年12月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757745780
作品紹介・あらすじ
柔道一筋、人呼んで「炎の闘牛」。そんな彼が恋をした!清楚で可憐な大和撫子、その名は…『"文学少女"と恋する牛魔王』、「このことは内密に」待望の入部希望者が漏らした呟きには、何やら不穏な気配が!?『"文学少女"と革命する労働者』ほか、遠子のクラスメイトとの交流や、美羽&芥川のその後など、ほろ苦く甘い、極上のエピソードが盛りだくさん!物語を食べちゃうくらい深く愛する"文学少女"天野遠子と、彼女を取り巻く人々の、恋する挿和集第1弾。
感想・レビュー・書評
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流人と麻貴の組み合わせって、私にはいまいち理解できないなぁ。
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何回読んだか分からないくらい読んでいるシリーズ。
学生時代からずっと楽しませてもらっています。
本編の裏側での楽しい話や、本編から少しあとの話まで。
短編なのでテンポよく読めます。
遠子先輩の健気で一途で静かな恋を思うと胸が締め付けられちゃう…。 -
柔道一筋、人呼んで「炎の闘牛」。そんな彼が恋をした! 清楚で可憐な大和撫子、その名は……『"文学少女"と恋する牛魔王』、「このことは内密に」待望の入部希望者が漏らした呟きには、何やら不穏な気配が!? 『"文学少女"と革命する労働者』ほか、遠子のクラスメイトとの交流や、美羽&芥川のその後など、ほろ苦く甘い、極上のエピソードが盛りだくさん! 物語を食べちゃうくらい深く愛する"文学少女"天野遠子と、彼女を取り巻く人々の、恋する挿話集第1弾!!
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“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫)
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本編をすべて読み終えてからこっちを読んで良かった。ああ、あの時このキャラクターはこんな想いを抱いていたのかなどを知ることができました。
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野村美月&竹岡美穂が2008年に発表した"文学少女"シリーズの外伝第1巻です。FB Onlineなどで公開されていた短編をまとめたもので、本編に比べて、軽いノリの作品が多いので読みやすいです。短くてもきちんと文学少女しています。あのシリアスな展開の裏では、どんな事があったのかが分かってとても面白いです。こういう世界観が広がる作品は読んでてて楽しい。芥川くんと美羽の物語は初々しくて良いですね。遠子先輩のクラスメイトの話って、ここに出てくるのが初めてかな。
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★★★★☆ 4.5 短編集その1。本編ではあまり語られることのなかった裏話的エピソードが中心。感情のドロドロ劇が多かった本編より読みやすい内容になってるなと思う。良かったのは美羽のエピソード。人を憎むしか生きがいのなかった美羽がアルバイトを通じて新たな生きがいを見つけていく話は読んでいてうまくいくといいなと思えた。他にも本編では謎の多い麻貴先輩や流人のエピソード、遠子先輩の卒業後の話など本編の世界にどっぷりつかった人にはたまらない内容になっている。あと3冊あるので順次読んでいきたいと思う。
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今作は本編の内容を補完する話が多めで、本編がとても面白かったので楽しく読めました。シリアスからギャグまで幅広く楽しめます。 どの話も印象に残っているのですが、美羽と芥川君の話が特に良かったです。美羽が前に進めそうで安心しました。 あとは、まあ、1話目の柔道部の主将には個人的に幸せになって欲しいです。
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シリーズ番外編第1弾。10編を収録。
どの話も文学作品をモチーフにしていて、作者の文学作品に対する深い愛情が感じられる。
でもこのシリーズも飽きてきた。恋愛話よりミステリー要素が強いと良いのだけれど。
(図書館) -
文学少女の番外編。
本編では語られなかった物語がたくさん。
ドロドロしたお話だけではなく、学園内のお話もいいなと思いました。
そういえば、この本にもモチーフにされた物語があるらしいです。
一冊丸ごとではなく、多分一番最初の物語だけにだと思われますが…。 -
読了。
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表紙の通り、本編では語られなかった、甘酸っぱい心葉と遠子メインの短編集。
本編読了後、どうしてもどうしてもそうなるのはわかる予定通りのカップリングだよね、とうなづきつつも、納得していないわたしにとっては、まぁ「そんなことがあったのか・・・それだったら・・・」と甘さを補完しないわけでもない・・・・でもまだちょっと納得してない・・・。 -
シリーズ番外編第1弾。ウェブ上などに発表された短編を10編収録しています。
第1話は、柔道部のキャプテンを務める牛園たくみが、遠子に恋をする話。第2話は、本編ストーリーの少し前、遠子がポストを設置する話。
第3話は、小林多喜二の『蟹工船』ブームを受けて書かれた話です。第1話の続きで、心葉が遠子のおやつ係を代わってくれる新入部員を募集します。
第4話は、本編でも触れられていた、心葉が遠子からのヴァレンタインのチョコレートを受け取る話。第5話は、遠子の親友の今井果歩と木尾隆史の恋を描いたもの。
第6話は、ある日心葉が、校内の木に登っている遠子を目にする話です。。これも確か本編で少し出てきたような記憶があります。
第7話は、美羽が児童館の受付のバイトを開始する話。美羽と一詩との関係も垣間見ることのできる、微笑ましいストーリーです。
第8話は、姫倉麻貴と遠子の出会いを描いた話。第9話は、文化祭の背後で展開されていた、流人と麻貴の物語です。第10話は、大学生になった遠子の日常を描いています。
短いストーリーですが、どれも登場人物たちの心情の一端を切り取った、きれいな物語です。 -
文学少女が終わらないのが嬉しかったです。
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9784757745780 350p 2009・7・24 5刷
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文学少女シリーズの裏話など、楽しく読め、心があたたまる。ただ、文学作品を絡める部分が、本編の様な絶妙な感じでなく、ちょっと苦しいかなぁと感じた。でも、文学少女の大ファンには外せない一冊。
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文学少女シリーズ本編とまた違って、安心してほっこりと胸が暖まる物語の短篇集です。
美羽と芥川くんのエピソードもお気に入り。
そして最後の遠子先輩の「現在」も。 -
違う面からこの物語をみられて、幸せな気分です。(。・w・。)
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短篇集。
長編とは読んだ印象がだいぶ違っていて、うじうじと煮え切らない様子にイライラとすることなくサラリと読めました(笑)。いや、長編は そこがいいというのも判らなくはないんですが。
ライトな学園生活+文学のうんちく というフォーマットは読んでて安心だし楽しめました。
本編のエピローグやミッシングリンク的な話が多いので、本編が好きな人ほど楽しめると思います。 -
知り合った1年生の時から、彼女が卒業した後まで。
がすっと流れる小さな物語は、あそこの事か、あれなのか、と
思い出し読みで、楽しい気分でした。
最後まで読んで、うっと来てしまいました。
人を想って泣いている姿と言うのは、どうして描写されると神聖なもののように
感じてしまうのでしょうか?
それまでの想いを見つめていた、からでしょうか?
最初の彼女の、アルバイト姿には、やるな、と。
にっこり笑って無言の圧力。
子供相手に手抜きなし、というのには拍手を送りたいですが
こういうバイトあったのですね…狭き門な気がしますが。
乗り込んできた親の言い分には納得いたしますが
恥、ではないと思います。
そういう発言をしてしまう方が、親として恥な気がしますが。 -
すごく可愛らしい物語ばかりだった。
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少女マンガと同じく、くっついたあとの話はなあ…
やっぱり、文学少女は推理のときの犯人を説得する遠子先輩の話と
ちょっぴりサスペンスで謎が深まっていく感じがいいんだよなあ…
そう、4話まで読みながら思っていました。
病がちな乙女では木尾と果歩ちゃんの甘酸っぱい話にじんわりして
歩き下手の人魚では、美羽の嫌な感じを思い出しながらも
皆を幸せにしたかった、という気持ちを持った子で
美羽は卑屈になってしまうような気持ちを誰でも
持っているんだよって言ってもらえるような気がして
なんだかやっぱり親近感を持ってしまったり。
芥川君が初めて泣けることができたシーンでは
大粒の涙を流してしまいました。
心葉くんや遠子先輩、ななせちゃんは心が清らかすぎて
まぶしいけれど、麻貴さんや流人くんや美羽のように
人間の誰でもあるような暗い部分がとても重ねてしまって
それらを遠子先輩がいいんだよって明るい道を
見せてくれるのが文学少女のたまらなく好きなところです。
私は流人くんが大好きなのですが、
ちゃんと今まで女の子にたくさん浮気してきた報いが
帰ってきて安心しました笑
そして、最後の特別編にはボロボロと泣いてしまいました。
切ないなあ。これだから遠子先輩は素敵なんだよなあ。
短編集もすっかり楽しめました。続きも読みたいな。 -
とても読みやすくて楽しめて読めました。本編ではまったく出てこなかったボート部。いい味だしてました。
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本編よりも軽い感じで読める。
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元文芸部室とボート部。
美羽ちゃんのその後(一詩付き)。
流人の空回り。 -
なぜあそこまでボート部が出てくるw