銭 七巻 (BEAM COMIX)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757747623

感想・レビュー・書評

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  •  完結巻故基本構造は割愛。
     前回の死者の続きから、ホスト・快楽を経てオチへつながる。
     オチありきの展開だったようだけど、無理にこんなオチを仕込まなくても・・・仕込まないほうが作品的に良かった気がしなくもない。
     ・・・著者的に、ルポマンガ以外の純粋な創作への意気込みそのものを仕込んだものなのかもしれない。
     ただ、このオチのせいで入念に取材されたであろう内容たちが嘘っぽく思えちゃうのが残念な気がしちゃうのよね。
     話をまとめるために、あえて伏せたであろうカードたちもあると思う。
     やっぱり、物語より「お金の話」に軸足を持ってきてほしかった感想。
     面白いテーマで、著者ならではの切り口が素敵ななだけにそんなに思えてしまった。

  • 『クロサギ』に引き続き、お金マンガ。その名も『銭』。そのままw

    普段、なかなか知ることのできない職業のお金の実態を知ることができて面白かったです。マンガ雑誌、同人誌など、おそらく筆者が接しやすいものから、コンビニ経営、ホストなど、ちゃんと取材されたのだろうなと思わせる内容まで。

  • みそっぽいオチ

  • お金の話題に特化した「おとなのしくみ」として楽しめた。
    オチの評判があんまり良くないようだけど、個人的にはうまくまとめてると思う。
    まあ、生きてるだけで丸儲けよ。

  • 「葬儀の値段」「ホストの値段」

    「ホストの値段」はすごくよかったので、惹きつけて置いて、最後のオチがコレというのは、一気に奈落の底に落とされ、ガッカリさせられた感じ。

    全体を通じての感想は、ためにはなった。むやみに、いい話にまとめず、蘊蓄を徹底させたほうがおもしろかったような気がする。

    後、月刊誌のコミックで、巻をまたいで話を続けるのは、リアルタイムで読んだ人はイライラしただろうな。

  • 作家としての自我が邪魔をしてるか、ストーリーは捨てて情報提供に徹した方が良かったように思う。

  •  全巻通しての評価。
     1話1話は面白いんだけど、全体を通してのまとまりというか、流れが「あ、そうなんですか」という感じ。

  • オチがアレなせいであまり評価されてないけど、
    七巻もためになるし6巻まで購入されたかたはためらわないで全部集めても損は無いと思う。

    まぁホスト界のお金の仕組みに興味が無い人は損するかもしれないけど・・・

    執筆している段階でオチが浮かんでたとはいえ、これはちょっと・・・。
    せめてコミックスにするにあたって描き直してればもっと評価は変わってたと思う。
    後の祭りだけど

  • ついにジェニーの過去が!!って最後が納得いかない(T_T)

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著者プロフィール

漫画家。ちんげ教教祖。1963年静岡県下田市出身。美術予備校時代から編集プロダクションのライターとして雑誌作りに関わる。ゲーム攻略、記事、コラム、イラストなどをこなす。元編集者兼ライター兼イラストレーター。東京芸大油絵科除籍後、多忙すぎるプロダクションから独立。マンガを描く。1ページのルポ漫画から、広告マンガ、ストーリーマンガまで幅広く受け付けている。著書に『ナナのリテラシー』『限界集落(ギリギリ)温泉』など。Twitter: @MisoSuzuki 鈴木みそオフィシャルBlog『CHANGE』

「2015年 『凡庸な作家のサバイバル戦略──結局どうすりゃ売れるのさ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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