学校の階段の踊り場 (ファミ通文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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本棚登録 : 111
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757747654

作品紹介・あらすじ

夏の日、亡き父の実家を従姉達と訪れた幸宏は…『盂蘭盆会』それは、天栗浜高校の新たなるアイドルを選出すべく集った漢達の熱き物語-『女神委員会』神庭家に押しかけてきた男子達の不毛な夜と、天ヶ崎家で催された華麗なるお泊り会の行方を描く『夜明けの階段』ほか全5編でお贈りする『学校の階段』待望の短編集。階段レースは無くてもビバ青春の無駄足!新キャラ大量投入&神庭四姉妹成分大増量(当社比)の青春グラフィティ・バイブル。

感想・レビュー・書評

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  • その女神委員会に対して、対象にされている当人たちはどう思っているんだろう。
    やってることはセクハラですよ、完全に。
    盗撮まがいなこともしているし。
    それは本当に、女神だと思っている相手に対してやって良い行為なの?

  • 9784757747654 281p 2009・4・10 初版

  • “幸宏は日の光をぼんやりと見つめ、深呼吸をした。まだ空気は冷たいけれど、朝の緩やかな日差しを吸い込むことができたような気がする。
    スイッと、横に誰かが並んだ。振り向いた瞬間、相手が囁く。
    「おはよう」
    美冬の横顔が目の前にあった。彼女の頬に日光が射す。ツインテールの髪が揺れ、幸宏の肩を撫でた。
    「……お、おはよう、ございます……」
    幸宏はろれつが回らなくなる。美冬はさっさとその場を離れ、天ヶ崎の腕に手を回した、二人して笑う。
    ……え、えーっと。
    日差しが急に暑くなった。視界の隅で井筒と前田がニヤついている。女子に混じって吉田や渡辺、石井も何か叫んでいた。幸宏は顔を多少乱暴に撫でつけ、一つ、ため息をつく。
    そうして、月曜の朝を迎えた。”

    合間、合間の話とか。
    女神委員会面白い。
    プリンは結構簡単に犯人わかった。理由までは、推測が及ばなかったけれど。

    “「いや、もう海水浴には遅い時期だし。それにお盆に海で泳いじゃいけないって話、聞いたことあるし」
    「気にすんな。散歩するだけだから」
    「千秋姉さん、目が笑ってるよ。あ、そうだ、もうクラゲとか出る頃じゃない?海はあんまりお勧めしないなあ」
    「ダイブ」
    「小夏姉さん!?今、すごく不吉な単語を聞いた気がするんですけどっ。何か、前にもこんなシチュエーションで酷い目に遭わされた覚えがあるよ!」
    「なんだよ幸宏、デジャヴか?」
    「絶対違う!明らかに悪意を感じるっ」
    「まあまあ、気にすんなって」
    「ダイブ」
    「小夏姉さん!?マジですごく怖いんですけどっ」
    「今のは大丈夫を縮めて言っただけだって。ダイジョーブ、略してダイブ。な?」
    「嘘だ!そんな略し方初めて聞いたっ」
    「新しいだろ?」
    「そんな新しさ、いらない!」
    「ダイブ」”

  • 番外短編集としては、なかなかの出来。

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