- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757747661
作品紹介・あらすじ
魔王の落とし子「魔人」たちの教師役を引き受けたエイゴ。彼の目下最大の懸案事項は、魔人たちの社会見学の実現だ。魔人たちが、いずれ普通の人間として人々と暮らしていけるように。けれど町を訪れたエイゴたちは、町の子供たちの嫌がらせから、思わぬ危機に陥ってしまう-。軍内部では魔人排斥の風潮が高まり、密かに事態が動き始める中、エイゴは子供たちを守り抜けるのか!?残酷な世界に抗う青年と子供たちの、痛みと優しさの物語、好評第2弾。
感想・レビュー・書評
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普通の子供で才能があって、なのに魔人というだけで実力も正当に評価されず、いたずらに周りを怖がらせてしまうなんてよく考えれば不憫。
毎日酒を飲みに街に行くのにはあんな理由があったとは…。
つくづく子供たちのことを考えているエイゴ。
貴族?が嫌味なやつだと思っていたら、なんだかんだいいやつ?
ご都合主義的な気もするが、今後どう化けるのか。
やばそうな姉ちゃんが現れたが、今後どうなっていくのだろうか?
朝未さんの後書きが可愛い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
強大な魔力を持ち恐れられている魔人の子供たちと人間との間をなんとか取り持とうとするエイゴ。
今巻は魔人たち街に出るという話。
無知から来る差別に踊らされるもの。
頓着しないもの。
その能力を使おうとするもの。
互いがよく知ることで、恐れや差別が解消に向かえばいいと祈ってしまう。
けれど、狂信者はすべての希望を奪おうと暗躍し出す。
いや、ぶっちゃけ、女性大佐が怖すぎます(ぶるぶる)
今巻ではいろいろあってもおおむね穏やかな日々だったけれど、次巻は絶対ヤバイ展開が待っていることだろう。
ちょっと読むのが怖い気もする。
エイゴの心意気に期待したい。