“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫 の 2-7-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757750395

作品紹介・あらすじ

親切だけどお節介で早とちりなななせの親友・森ちゃん。そんな彼女に恋する少年・反町の前に、"文学少女"が現れて-!?『"文学少女"と愛を叫ぶ詩人(ハイネ)』、に心葉に恋するななせの切ない胸の裡を描く『ななせの恋日記』ほか、今回はななせ&森ちゃん達をメインに贈る、物語を食べちゃうくらい深く愛する"文学少女"の、恋する挿話集第2弾。時に本編で語られなかった秘めた想いまでもが描かれる、甘く切なくほろ苦い、珠玉の恋のエピソード集。

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり、ななせちゃんがかわいい!! そして森ちゃんはなんていい人なんだ!!

  • 親切だけどお節介で早とちりなななせの親友・森ちゃん。そんな彼女に恋する少年・反町の前に、"文学少女"が現れて──!?『"文学少女"と愛を叫ぶ詩人』、心葉に恋するななせの切ない胸の裡を描く『ななせの恋日記』ほか、今回はななせ&森ちゃん達をメインに贈る、物語を食べちゃうくらい深く愛する"文学少女"の、恋する挿話集第2弾!! 時に本編で語られなかった秘めた想いまでもが描かれる、甘く切なくほろ苦い、珠玉の恋のエピソード集♡

  • 挿話集②。
    ななせの友人の森ちゃんの恋愛と、ななせとコノハの恋愛。

    [森ちゃんのつぶやき]
    ななせと森ちゃんの出会い。

    [愛を叫ぶ詩人]
    森ちゃんに想いを寄せる若人と、それのアドバイスのために遠子先輩が渡したハイネの詩集。
    詩は良う分からんのだ。。。
    それにしても森ちゃんの名前は確かに恥ずかしい。

    [おやつ『ロリータ』]
    コノハくんのロリコン疑惑。

    [キスを待てない詩人]
    森ちゃんと恋人関係になったのでキスをしたいと葛藤する彼氏。
    青春という感じがするけども親に見られるのは色々ときつい。

    [おやつ『飛ぶ教室』]
    コノハと芥川のホモ疑惑。

    [ななせの恋日記]
    本文もさることながら「Nanase Note」が可愛かった。

    [汚れつちまつた詩人]
    キスの続きとななせを裏切るコノハをとっちめる話。
    この時期のコノハは色々と追い詰められて辛かったんだよ。。。

    [おやつ『銀の匙』]
    コノハのマザコン疑惑。
    そして遠子先輩の母性について。

    [祝福する詩人]
    卒業式と振られたななせを慰める話。
    最後は肩を貸してあげたりはしたけども、水着の女の子を抱きしめたわけではなく、「よく耐えた!」と思った。

    [ななせの恋日記 特別編]
    コノハとななせのデート。
    すごく甘く、その後の展開をしる身としては切なかったです。

  • 外伝2。サブキャラクターの目線から見た同時並行ストーリー。全体を立体的に構築できる点で、こういう外伝はいい。

  • 野村美月&竹岡美穂が2009年に発表した"文学少女"シリーズの外伝第2巻。FB Onlineで公開されていた短編をまとめたもので、本編に比べ、軽いノリで読みやすいです。今回は、ななせと森ちゃんのお話が中心です。心葉や遠子先輩が色々な事件に首を突っ込んでいる間にも色々な事がありました。本編とのリンクも素晴らしく、これを読むと、また本編を読みたくなる衝動に駆られます。森ちゃんと反町くんの初々しい感じが本当に良い。色々な事に一生懸命なななせは応援したくなります。それにしても、森紅楽々…すごい名前だ。

  • ★★★★★ 5 短編集その2。話のメインは琴吹ななせとその親友の森さん、彼氏の反町君の3人。森さんの名前が笑える。反町君との恋の過程も初々しい。反面、ななせの心葉に対する届かぬ思いが切ない。ななせは健気で魅力的ではあるけど、心葉の心に足りないものを補えるようになるには(心の釣り合いを取る意味として)幼過ぎたと思う。そういった意味では本当に応援したくなるキャラ。そういう部分も含めて本編よりも面白かったと思う。

  • 短編集。
    どれも萌えます。

  • 反町君と森さんのカップルが読んでてニヤニヤしてしまうほど微笑ましいです。反町君のキャラクターがとてもよく、いちいち詩人に影響を受けるシーンでは笑いが止まりませんでした。今作でメインの琴吹さんは本当に乙女で読んでて切なくなります。幸せになって欲しいと切に願います。

  •  友だちには“森ちゃん”と呼ばれている、名前にはコンプレックスのあるあたし。
     そんなあたしは、図書室のカウンターにぶすっとした顔で座っている女の子を発見。美人でスタイルもいいのに、しかめっつらで機嫌が悪そう。彼女の名は琴吹ななせ、男子にも人気の女の子というのだが……。
     ある日、ななせのピンチを救ったあたしは、彼女の意外な素顔を知り……。

     ウン年ぶりの“文学少女”、「挿話集」や「番外編」はもういいかなぁ~と思っていたのだけど。本編のストーリーはあらかた忘れたけど、久々に読むとやっぱりおもしろい。今回は、森ちゃんが主人公で、彼女のことを好きな反町くんと、彼女の友だち琴吹さんの短い物語がいくつも入っていて楽しめました。
     遠子先輩の文学論は今回も楽しく、特に『飛ぶ教室』や『中也』など思い入れのある作品も多くて、ケストナーの他の作品も読んでみたくなりました。短い物語から、本編の内容もあざやかによみがえってきて、あらためてこのシリーズはおもしろいなぁと。
     しかし、ななせちゃん。久しぶりに読んでも、なんか痛々しくて切ない。幸せになってほしいなぁ。

  • ななせと森ちゃんメインのお話。
    森ちゃんと反町くんカップルは見てて応援したくなります。
    なんていうか、初々しくていいですね。
    ななせちゃんは、すごい女の子らしい恋をしてるなって感じました。
    恋する女の子、めちゃくちゃ可愛いですよね。

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著者プロフィール

合唱王国福島出身。春の夕暮れに生まれる。幼いころから読むこと、書くこと、眠ることが大好きで、作家を目指す。作品に「文学少女」シリーズ、「むすぶと本。」シリーズ、『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』(いずれもファミ通文庫)などがある。

「2021年 『世々と海くんの図書館デート(5) 春めくきつねは、つりばしにゆられて、あのこに会いにゆきます。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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