自殺しないための99の方法

著者 :
  • 一迅社
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758008600

作品紹介・あらすじ

ちょっと視点を変えれば、99もの方法が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 私にとっては(一般的な話しではない)、自殺をしないというのは決意で、楽になりたい誘惑に打ち勝つ努力で達成されることと、現時点では感じている。99個も集めれば合う合わないは出てくるけど、成果は打率で、少なくとも今生きてるわけだから、成果は出てるな、と思った。

  • 2015

    タイトル通り
    自殺を選ばなくなるための思考方法の提案

    行動から思考にもっていく方法もある

    第一章
    自殺する可能性を遠ざける

    第二章
    自殺しないように身を守る

    第3章
    自殺しない未来を作る


    あきらめる
    断る
    頼る見守る
    トイレ掃除を申し出る
    お花を買う
    お花を枯らす
    メモをとらない
    付箋をはらない
    シュレッダーは一枚ずつ
    たくさん水を飲む
    頻繁にトイレ
    大丈夫だよと口にする
    わかりませんと口にする
    欠点を露わにする
    お昼にコンビニに行かない
    社食学食は使わない
    食べ終わってすぐもどらない
    散歩する
    メールの返信は一呼吸置く
    メールは終わらせる
    Facebookやらない
    Twitterやらない
    報告は間を置く
    連絡は間を置く
    相談は間を置く
    書類は捨てなきゃ
    外回りは1時間早く出る
    外回りは1時間遅く帰社する
    ゆっくり話す
    聞いていなかったことにする
    他人の仕事に感心する
    興味のないジャンルを調べる
    ネット情報に踊らされない
    大切なことを適当にやる
    簡単なことを全力でやる
    無難なことを慎重にやる
    あえて失敗する
    失敗を楽しむ
    困ったら笑う
    笑って帰る
    ホームの階段は駆け上がる
    電車の中では本を読む
    いつもと違う駅で降りる
    のんびり帰る
    夜はたっぷり食べる
    自分の時間を確保する
    あえて遅刻する
    言い訳はしない
    あえて無断欠勤する


    会社にいかない
    学校に行かない
    眠くなるまで寝ない
    目覚めるまでねる病院に行かない
    薬を飲まない
    家から出ない
    靴と携帯電話を捨てる
    感謝する
    自分の能力が劣っていることを認める
    自分の代替が存在することを認める
    決めない
    映画を見る
    アニメを見る
    比べない
    本を読む
    タマネギを切る
    料理する
    カラの湯船に入る
    ひとりごとをつぶやく
    片足で立つ
    日記を書く
    よはくをたっぷりとる
    絵を描く
    利き手を描く
    腕立て伏せをする
    ネットに触れない日を作る
    妄想を楽しむ
    布団で寝る、ベッドではなく


    飽きるタイミングをみつける
    ないものをさがす
    転んでみる
    募集してない会社に履歴書を送る
    断られることを楽しむ
    道に迷う
    うろつく
    日雇いバイトをさがす
    ルールを作らない
    将来のことを考えない
    干し柿を作る
    急がない
    時計を五分遅らせる
    自分についてイメージしない
    努力している人を尊敬する
    スポーツの試合を見に行く
    セックスしたいと思う相手を見つける

    できないことをつくる、どんどん

    終わらせない


  • ①心が折れる→②療養→③復活の3段階に分けて心を落ち着けて生活するためのヒントを教えてくれる。

    心が疲れているときでも読みやすい見開きで一項目という構成で、左がゆるいイラスト、右が文章になっている。
    病んでいる状態でも受け入れやすい本だった。

    一つ一つの項目がバラバラな内容ではなく、繋がっていることで、参考にしやすい。

    自分にできないことがあることを受け入れることが今の私に足りないのだとわかった。

  • 1〜2年前くらいまで、会社が嫌で毎日死にたかった。今は会社を辞めて休憩しているところで、自殺願望はないが、図書館で目に留まったので読んでみた。今の私にはあまり刺さることはなかったが、2年前に読んだらすごく刺さったのかもしれない。逆に刺さらないということは、私にとってはいいことなのかもしれない。
    「生きていることは、退屈と隣合せ。」
    この言葉は、これから刺激が少なくなっていくかもしれない人生で、たまに思い出したらラクになるフレーズかもなと思った。

  • 『01 あきらめる

    ちょっとやってみて、少しでもムリだと感じたら、あきらめる。それが心を軽くするコツです。最初から「無茶しない」という態度でもかまいませんが、それはそれで「チャレンジしない意思」が必要となり、それなりに精神力が求められます。ですから、まずは軽い気持ちで挑んでみて、その上であきらめるようにしてみましょう。』

    おお。
    これは心が少し軽くなる。
    「頑張らない」それはよく言われる。
    でも、頑張らないのが頑張らないと出来ないんだよ!
    みたいな脳を持つ人々には、
    「少しやってみる」というのは、いいかも。
    その上で、あきらめる。
    ・・・まあ、それも難しいんだけどね。
    下手したら失敗体験の積み重ねにもなっちゃうし。
    だから、初めから、
    「ダメならやめよう。でもちょっとやってみよう」
    それくらいのスタンスで接すればいいのかな。
    ーと。
    そんな、自殺しないための方法が99載せられています。
    共感出来ることが多いのは、
    会社を人生のすべてにしない、みたいな部分。


    帰り道は遠回りする、とか、家で熱中出来ることをする、とか。


    仕事が苦しくて、その仕事=人生、みたいになってしまうと、
    人生=苦しい、になってしまうもんね。
    まあ・・・そうなりがちなんだけどね。


    でも、仕事後の余力を残すために、仕事は頑張りすぎない。


    そのスタンス。
    そういう仕事の仕方が出来たらいいなって、思います。



    生きる以上の仕事はない。
    最近もありましたよね、過労自殺。


    また私が仕事することがあるとして・・・、
    心にとどめてよいと思える一冊でした。

  • 参考になる話題もあるし、ないものもある。
    全体に、自分のペースというか、周りと比較してうろうろしない方法が述べられている。
    そして、自分に幻想を持たない方法も。

  • 絵が脱力系でかわいい

  • 過剰適応してしまい疲れてしまった人へのちょっと視点を変えるための工夫。このような状態になる人が、このような視点で行動を変えるのも勇気がいるかと思う。99もあるので、一つずつ変えていけば、視界が広がるかもしれない。可愛いイラストと短い文章で書かれたものだが、奥に流れている内容は深い。自信満々の人には向かない本でしょう。

  • いやし 脱力
    がんばらない頑張りすぎないところはいいがやる気がなくなるのはどうしたものか
    他人と比べる評価を気にしすぎるというのは 現代社会でよくあるが

  • たまにはゆるりと緊張や苛立ちから解き放たれて。
    ここに収められた99の方法はどれも「ああ、やった事あるわ」か「そんな方法あるのか」である。
    クスッと笑えるものから「いやいやいやいやちょっと待て」まで、ゆるりとしたイラストと共にどうぞ。

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著者プロフィール

東京工業大学「メディア編集デザイニング」非常勤講師、昭和女子大学「日本文学概論(近現代)」非常勤講師。大学入学共通テストに不安を抱く受験生を一人でも助けたいと思い執筆を決意。作家・編集者としても精力的に活動しており、著書・編書多数。主な著作に『重版未定』シリーズ(河出書房新社)、『書くための勇気:「見方」が変わる文章術』(晶文社)などがある。

「2020年 『マンガでわかる! 大学入学共通テスト[国語]記述式問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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