ふたごわずらい(1) (百合姫コミックス)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 41
感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784758021432

感想・レビュー・書評

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  • これまた随分とドロドロとした作品だ……
    作品の主軸はアコとこまちの双子姉妹。彼女らはそっくりな部分は勿論あるんだけど、一方であまり似ていない部分も相当ある
    判りやすい違いでは髪の長さがまず挙げられるし、他にも口調が若干違うし、他者への関心の度合いも異なっている。
    そして、二人の違いは根本的な部分にも存在している。
    アコは双子や雪がずっと一緒に居ることに危機感を覚えている。つまりは外を見ようとしている。それに対してこまちはアコだけが居ればいいと思っている。つまりは内を見ている
    双子だけど幾つもズレが存在していて、そのズレが決定的な歪みを双子に齎している
    その歪みが表出して担任の麻紀を巻き込むことになるわけだね

    同性、教師と生徒、そして脈絡のないアプローチ
    アコと麻紀のどこか歪な触れ合い。これはアコが麻紀に求めているのが真の愛情などではなく、自分を安心させてくれる存在として求めているため。自分の視点を外に向けさせてくれればそれで良いという歪さ

    だからこそ、麻紀に対してもどこか恐ろしさを感じてしまう。何故アコの歪さに付き合っているのかと
    回想シーンからすると間違いや他人に迷惑を掛ける人間を嫌悪しながらそれに焦がれているように思えるけど、それがアコの戯れに付き合う理由にどう繋がってくるのだろう……?

    ここまで人間関係がドロドロしていると唯一の清涼剤のように思える雪ですら内面に醜い何かを飼っているのではないかと思えてしまうよ……

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