たとえとどかぬ糸だとしても7 初回限定版 (百合姫コミックス)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 104
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784758022071

感想・レビュー・書評

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  • 理想の未来への距離がどんだけ遠くても、諦めずに向かい続ける心はなによりも強いものだと思った。結果が何であれ、その過程は美しい。
    初回限定版で読む人と、本編だけで終わりを迎える人で全体の捉え方が全く変わるのが凄い。

  • 全巻通した主題は、人が抱える間違いや欠点、その原因である心に向き合うことでしょうか。ウタや薫瑠をはじめ薫瑠の母に至るまで、みんながみんな何かを間違ってしまっていて、それでも何とか折り合おうとします。
    一つ一つの行動を取り上げると必ずしも褒められないキャラたち―璃沙子はその最たるもの―が、自分に対しても他人に対してもどうにかして向き合おうとしている姿は尊い。その尊さは、恋愛を主軸としつつ、恋愛以外の部分でも相似的に描かれています。
    絵柄は1巻のほうが繊細で個人的には好きです。でも、この7巻の少し力強くなった筆致はウタや薫瑠の内面に呼応するようで、しっくりきます。
    初回限定版小冊子は、まさに致死量超え。この小冊子に至るまでの過程を読みたい気持ちが大きい一方、本編はいいところで幕を閉じたので余計もどかしいです。

  • 本誌でも読んでいましたが、本当に素敵なお話でした。今時こんなに辛い恋のお話で面白い作品は少ないのでとても貴重。ウタちゃん強い!初回限定版の描き下ろし冊子が最高で…色々妄想が捗るなと思いました!

  • 突然ウタのスマホに入ったSOS。
    どうしても気になったウタは
    薫瑠のもとへと駆け出し、
    彼女が感じている息苦しさを知る。
    一方、隠していた想いの一端を吐き出せた薫瑠は、
    改めて、自身の問題と向き合う決心をし…

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