特殊性癖Sの葛藤 1巻 (ZERO-SUMコミックス)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 17
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784758032773

感想・レビュー・書評

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  • な、中々に攻めてる漫画だな
    薔薇ではない、かと言って、ノーマルな男同士の友情なのか、と言われると、「微妙」としか言えない
    友情要素は、確かにたっぷりと入っている。ただ、その友情を繋いでいるのが、一般的ではない性癖ってのが、結構、インパクトがあった
    ぶっちゃけた話、誰だって、性癖は持っている。恥に思う必要はないが、その性癖を他人に言えるか、は別問題だろうな
    そのタブー的なテーマに、あえて、漫画って手段で踏み込んだ作楽先生、ガッツがあるぜ
    少なくとも、この(1)を読んで、ブラ男子や裸族男子、ヒロインコスプレ大好き男子は、自分の性癖は特殊でも異常じゃないんだ、って勇気は貰えたんじゃないだろうか?
    そういう風に、他の特殊性癖持ちも応援してやってほしいので、ぜひ、(2)を出してほしいもんだ
    何を以て、特殊ジャンルに括るべきかは分からないが、まだまだ、特殊性癖は種類があるだろうから、どんどん、そのカルマを負った男子を登場させてやってほしい・・・・・・まぁ、さすがに、私のアブノーマルな性癖は出ないだろうな。その点は残念だが、こればかりはしゃあない
    自分の性癖が特殊を通り越して、異常扱いされても文句を言えないものだからか、ブラ男子やヒロインのコスプレをする男子には、さほど、気持ち悪さは覚えないなぁ。裸族は、目の前に汚いバベルの塔が建立されるとなりゃ、さすがに嫌悪感が顔に出るかも知れないが、日常的な付き合いくらいは出来る
    あえて言う事でもないだろうが、この『特殊性癖Sの葛藤』を破綻させていないのは、理解度と許容能力がズバ抜けて高い、タカの存在は大きい。きっと、チ〇コも大きいのだろう。この年齢で、オカン力の高さは凄い
    そんなタカが、これからも、シノを筆頭にした、ちょっと変わった友人らと抵抗なく付き合っていけるのは目に見えて明らかだろうが、彼自身が、ちゃんと、己の性癖を見出せるのか、期待するトコでもあり、心配してしまう点でもある
    どの回も強烈だったが、個人的に「!?」だったのは、第8話「特殊性癖Sの話」である。どこにでもいるんだろうなぁ、同志ってのは。友人でもなく、仲間でもない、同志、それは己に仄暗いところがある時、最も、頼りになる
    この台詞を引用に選んだのは、タカに心を盗まれそうになったので。ホントにかっこいいのは、他人を頭ごなしに否定せず、ちょっと人と違うとこも個性の一部と受け入れられる君だよ、と抱きしめたくなった。こういう奴が友達なら、絶対に道を踏み外せないよな

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