ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。 (一迅社文庫)

著者 :
  • 一迅社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758040037

作品紹介・あらすじ

「-ほら、わんちゃん。いつものようにお散歩、しますわよ?」ちょっぴり変わったその片田舎の町の名は、十五夜草町。そこに住まう『日輪』と、その幼なじみの『穂積之宮いちこ』。二人は実に仲睦まじい-主従関係にあった。いちこは由緒正しい神社の巫女だが、とんでもないドS巫女。輪は今日も今日とて、下僕扱いされるペットな日々を送っていた。そんないちこが突然、真っ赤な顔で申し込んできたお見合い。でも、その『お見合い』は普通とはちょっと違っていて-。

感想・レビュー・書評

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  • お朱門ちゃんワールド全開
    登場人物の個性さ、凝りに凝った背景設定、ぶっ飛んだ会話のノリ
    そしてお馴染みのお朱門ちゃん展開

    内容は朱門テイストを混ぜた恋愛モノ
    そこらじゅうに配置された小さな要素を集めて、大きな要因を見つける
    そうして収束していくいくつもの伏線と
    終盤の怒濤の展開のスピード感は流石
    風景描写も良く、雰囲気が良い感じ

  • 「単なるの恋愛話はつまらない」と常々思っているがこの作品は違った。登場人物に感情移入するのに少し時間がかかった作品。気がついてみれば、輪といちこの「お見合い」はアネモイも含めて至極意味のあるものになっていくことに私自身読んでいて感じた。著者の後書きにも書いてあったが、過去を振り返るばかりじゃ後ろ向きの考えかもしれない。それでも記憶をたどっていくことで得られるものがあると私も思った。夏に読むと更にじーんと来るお話です。

  • オチへのスピード感が最高!だった。

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