Walhalla―ヴァルハラ― (一迅社文庫アイリス)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 65
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758040242

作品紹介・あらすじ

流星雨が空から降り注いだ日…諸星昴は両親を失った。ショックで生きる気力を無くした昴の前に現われたのは、若き天才科学者・嵯峨紫苑。彼によって自分の価値と存在意味を見つけた昴は、嵯峨家に引き取られ平和な時間を過ごしていた。しかし、それから10年後、再び悲劇は起こった…。昴の中に眠る獣…それが目覚めた時、少年の葛藤と苦悩の物語が始まる!人類存亡のカウントダウン、開始-。

感想・レビュー・書評

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  • 流星群が降った日、両親とともに沢山の隕石を受けたにも関わらず、奇跡的に一命をとりとめた昴。
    しかし、その日から世界は異常気象に見舞われ、滅亡へと向かい始めた。
    そんな中、ショックで言葉を失った昴の前に現れたのは、当時天才と呼ばれていた紫苑。
    彼は、昴に生きる意味を与え、昴の支えとなる。

    ところが、ある日、昴の体に変調が起こり、彼は「ビースト」となり、自分を引き取って育ててくれた紫苑の家族を殺してしまう。
    それでも完全には自我を殺せなかった昴と、その事実を知った紫苑は……?

    という話でした。
    大切な人の大切な家族を自分の意思の働かないところで殺してしまうという地獄のお話。
    ただひたすらにしんどいんですが、この巻は始まりのお話で、設定の説明がメイン。謎はほとんど明らかにならず、でした。
    これから二人はユグドラシルというビーストが集まる地に向かうようですが、それがどういう意味を持つのか、どういう旅になるのか、全てはこれから……
    設定が盛大すぎて、時々迷子になりますが、暗いファンタジー好きな人にはオススメします。

  • 2010年2月28日読了

    淡々と話が進んでいく割には、昴と紫苑の心情が入り乱れて何とも言えない気持ちにさせられるお話でした。
    互いは大切に思っているけど、起こった事件のせいでうまく表現できなくて、すれ違ってしまっている。でも、ちゃんと相手をわかってそれを受け入れるというのは、なんという絆の強さだろうと思わされました。
    無言で感じる存在感や信頼感がエロティックwww

    2人が再会し、そして最後にイグドラシルへと歩みを始めるところで終わっているので、続きが気になって仕方がない感じ!!
    ビーストはなんなのか、なぜ変化してしまうのか。
    どうしてそうなってしまったのか。
    ミステリアスなサスペンス感が堪らない…!!

    あ、シリアスな本編の他におまけの話が非常に面白かったです。
    あれだと確実に昴は紫苑にくわれてそry(黙れ)

  • 「わたしを殺せるビーストは、世界に一匹だけだ。そして、わたしが殺したいビーストも」
    (P.248)

  • 続きが気になる終わり方。

    これ、買ったまま放置していたんだけど、続きが出ているようなので今度本屋に行った時にでも買ってこよう。意外と面白かった。なんで放置したんだろう?

    そして、不謹慎にもスザルル変換してにやにやしてしまった。
    でも、昴=スザクで紫苑=ルルーシュだと、どう考えてもルルスザになるのよね。かと言って、逆にすると随分無理があるし……。スザクに人類の至宝と呼ばれる天才博士は似合わない(笑)。
    スザクを虐待するルルーシュを妄想して萌えた。

  • 結局なんだったのかよくわからなかった

  • う〜ん…悪くないんだけど、微妙(-"-;)
    登場人物に女っ気が少ないからだろうか?w
    まぁ、まだ序章的な段階なので、もう少し様子見しようかな、といった感じ。

  • 凄く切ないです。
    ですが大好きです、この話。はやく続編でないかな…

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