白鷺このはにその気はない! (一迅社文庫 は 4-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758041591

作品紹介・あらすじ

「わたし、小清水くんのこと好きなんです。付き合ってください!」「ごめん、俺は女の子じゃないから君とは付き合えない!」この世界に染色体はXだけでいいと言ってはばからない百合好き少年・小清水祐貴。そんな小清水をうっかり好きになってしまった白鷺このはに告白されても、逆に、このはとその幼馴染・柊桐佳をくっつけようと奔走する始末。その上、桐佳にちょっかいを出す先輩・朝倉咲良まで現れて、小清水の周りは何故か複雑な四角関係に…!?「俺なんか好きになっちゃだめなんだって!白鷺さんには柊さんがいるんだ!」お前は本当にそれでいいのか、小清水!すれ違いラブコメ。

感想・レビュー・書評

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  • 女の子の告白に、自分女じゃないので、と断った主人公。
    彼は百合が大好きだった。

    こう断るのもすごいですが、観賞目的のみ、という
    ある意味健全な主人公でした。
    が、その趣味を人に押し付けるのはどうでしょう?
    カップリングは、自分の中でのみ楽しんで
    話の合う人のみで語らなければなりません。
    でないと、最悪人の恋路を邪魔してる、という事にも
    なりかねません。

    今回、そんな状態になってしまってます。
    関係を修復しようとするのはいいのですが
    片方は主人公が好き、片方は友人が好き、で
    三角関係状態。
    そこに入っている先輩は…ですし。
    馬鹿にして! と言われても仕方がない状態でしたが
    どうにかこうにか、大団円?
    念願かなって、よかったですね?

  • はい,そんなわけで読みましたよ.

    クラスでも人気の美少女,白鷺このはに告白されるところから始まるこのラブコメ.

    主人公の小清水君は百合好きなので告白を断るわけです.

    「俺は女の子じゃないから君とは付き合えない!」,と.

    で,白鷺さんと親友の柊さんをそういう関係であるべきだ,とかなんとか.

    で,両刀使いと噂されてる先輩の朝倉咲良がその柊さんにアタックを.

    という,なんとも不思議な四角関係ラブコメですよ.


    小清水君の目的はただひとつ.

    「女の子たちがキャッキャウフフしている姿を眺めてほっこりしたい」

    という,アレですよ.

    彼は変態であり紳士である.


    面白かったよー.

    深く考えなくても良いし,かるーい感じがラノベっぽくて良いね.

    表紙イラストに釣られて買ったわけですが,面白かった.

    小清水君は結局最後まで残念な百合脳でしたが

    それでも彼は

    女の子たちがキャッキャウフフするためならば全力が出せる紳士であった.

  • 自分が関係したら百合ップルじゃなくなっちゃうよ!と思ったら、自分自身を百合化すればいいじゃないか、と思うのは私が性別に無頓着なせいですね。

    しかし、このラノベ、一部の百合属性持ちの心を折りそうな気がしますが、どうなんでしょうか。
    私は、この主人公の今後を(生温かく)見守っていきたいです。

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