千の魔剣と盾の乙女 (一迅社文庫)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 129
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758041898

作品紹介・あらすじ

突如現れた魔王バロールによる人間界侵攻で窮地に追い込まれた人類は、通常武器の効かない魔物を倒すための魔剣を生み出し対抗した。それから150年。魔物たちとの戦いが続く世界で、並の魔剣では耐えきれないほどの力を持つ剣士ロックは、魔法盾を自在に操る美少女エリシア、錬成師の少女フィルら三人で、魔剣の材料を求めて魔物たちが跋扈する暗黒の大陸を冒険していた。そのさなか、ロックが人語を解し意思を持つ不思議な魔剣ホルプを発見したことで、新たな戦いの幕が上がる。正統派ファンタジーの気鋭、川口士が贈る魔剣ファンタジーの決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 基本は作者の他の作品(ライタークロイスとか)と変わらない
    ゲーム風ファンタジー世界(なんだかしらないが魔法万能)の冒険もので
    堅実ながら起伏がたりないいつものそれだが
    設定が中高生男子向けライトノベルとして無理なく良くまとまっていて
    なるほどうなずかされる
    主人公ヒロイン先達らのキャラクタ間の位置づけがとても安定
    あとこの題名を「サウザンドとイージス」と読ませるのは
    一週まわって流石
    「と」がすごい

  • Amazonでずっとオススメされていたので購入。当たりだった。結構面白かったので二巻も購入決定

  • 2011年刊行か。

     歴史絵巻に近接した「魔弾の王と戦姫」の著者が織りなす王道ヒロイック・ファンタジーが本作。
    「僕街」「ちはやふる」「このすば」の猛烈読破中という、こんなにとっ散らかった今この時に、積んでいた長編を読みだすか、という個人的事情は兎も角、良くも悪くも「かっちり」した描写と描述は著者らしい。
     悪く言うと、遊びというか、破天荒さは感じられない。
     よく言えば、ラノベ的な「台詞」頼みではなく、地の文で情景が素直に浮かんでくるのは個人的には読み易い。

     先は長いので、追々楽しめればいいかな。

  • 昔ながらのRPGのようなライトノベル、魔王によって魔物が世界中に出現するようになり、これを受けて人々はいくつかの都市を大陸から引き離して海上移動都市とすることで魔物による被害を回避していた。その後一人の勇者によって魔王は封印されひとまず世界は平和となった。主人公は絵に描いたようなまっすぐな少年で彼には自分と同じ魔剣使いの少女と錬成師を生業とする少女の二人が仲間にいて、共に魔物と戦いながら冒険の日々。しかし少年がある魔剣を手にしたことで運命の歯車は動き出す。

     内容的には面白かったが、少し前の作品だけにありきたりだなと感じられる部分や展開的にいまいちだなと感じてしまう。すぐに次を読みたいとは正直思わない。

  • ずいぶん前に読んだので再読。
    魔王打倒を目指す少年剣士と、その仲間の少女達が織り成すヒロイックファンタジー。

    川口士というと「ステレオタイプパワープレイ」「魔弾の王と戦姫」「この家に勇者様もしくは救世主さまはいらっしゃいませんか?!」はかなり好きな作品だった。
    おそらく好きなラノベ作家の五指、少なくとも十指には入るほど相性の良い作家だと思っている。
    なのに、この千の魔剣は最初に読んだときはパッとしなかった。
    今回も、まあ評価的には普通。
    「魔弾の王」や「ステレオタイプパワープレイ」の主人公ははじめからかなり強い設定で登場するのに対し、この「千の魔剣」の主人公であるロックは、強さと言う意味ではだいぶ劣る。
    その辺が、個人的にほかの川口作品と比べてそれほど魅力を感じなかった理由かなぁと思う。
    それでもまあ、最低限の強さと成長性をロックは持っているので、この作品は「最初から主人公無双」する作品ではなく、オーソドックスな主人公成長譚なんだろうと理解。

    そこを割り切ってしまえば、ロックは主人公としての好感度は低くはない。
    ヒロインたちに関しては、まあ普通。
    全体的な印象として、この「千の魔剣」はイメージが古臭いし、話の流れがオーソドックスすぎる。
    なのでいまひとつパッとしないが、結構長く続いているシリーズだし、基本的に川口士作品は相性が良いのでそのうち楽しくなってくるだろうと思う。

  • 誤植、手元の本は三刷。
    頁146、7,8行目
    「子の調子」→「この調子」

    頁155、2行目
    「フィルを見ていた」→「フィルを見ていた。」(句点抜け)

  • 150年前に復活した魔王を倒しにいくファンタジー。まさに王道と言った感じで喋る魔剣など心揺さぶる展開に没頭しました。2巻以降に出てくるキャラも可愛く、主人公がステレオタイプなのもいい。ファンタジー好きの方は是非。

  •  魔物たちに大陸を乗っ取られ、移動する島に身を寄せ合って生きている人類。魔物を狩っていた主人公が、しゃべる魔剣を拾う、というはなし。説明しなくてもいいことはくどくど説明するのに、説明してほしいことは以下2巻! って感じだった。

     せめて魔剣の能力を説明してくれないと、バトルものとしてもワクワク感がないなぁ。似たような設定だと、「聖剣の刀鍛冶」はそのへん上手かった記憶。

     めちゃんこ面白い「魔弾の王と戦姫」と同じ作者とは思えない。

  • ファンタジーです.
    剣と盾と魔法です.
    魔物に支配された大陸と,海上に浮かぶ都市.
    魔剣使いのロックが探索中に発見した喋る魔剣「ホルプ」.
    魔王討伐を目指すロックと仲間たちの冒険が始まる.

    まぁ,そんな感じで.
    面白かったお.
    ファンタジーとして正統派な感じの主人公と剣の組み合わせですよ.
    そしてこの魔剣の能力がちょっと素敵だなぁ.
    今後の展開も気になるんだぜ.

  • インテリジェンスソードやら魔王やら直球ど真ん中に王道なファンタジーで良いですね
    ちょっとヒロインたちの存在感薄めですけどその辺は続きに期待ということで

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著者プロフィール

2006年、第18回富士見ファンタジア長編小説大賞にて「戦鬼」で大賞を受賞。

「2015年 『魔弾の王と戦姫 8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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