千の魔剣と盾の乙女2 (一迅社文庫)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 98
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758042147

作品紹介・あらすじ

プロトミルズの街を離れ冒険の旅に出た魔剣使いのロックとエリシア、そしてフィルの三人は、エリシアの生まれ故郷であるリムリックの街に立ち寄ることにする。しかし、そこで三人が出逢ったのは、親同士が決めたエリシアの婚約者、そしてロックに劣らぬ武術を極めた魔槍を操る黒髪の少女ナギだった。似た者同士で意気投合するロックとナギに、このままではエリシアと2人でロックの妻になるという楽しい将来設計が崩れると戦々恐々とするフィル。一方、エリシアは結婚から逃げるためにとんでもない嘘をついてしまい、エリシアの恩師である魔盾使いのニーウも巻き込んだ大騒動が始まってしまうのだが…。大人気の魔剣ファンタジー、堂々の第二弾登場。

感想・レビュー・書評

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  • エリシアの故郷における、彼女を巡る戦婚譚。

  • 今回はヒロインのエリシアの婚約を破談にするためにロックが妖精の塔の試練に挑むお話。
    相変わらず、話の流れがオーソドックスで普通。
    新たな少女、ナギを仲間に加える。

    話に意外性はないけど、安定しているので落ち着いて読んでいられる。
    川口士の作品は、読んだ限りだがヒロインの「萌え」は控えめだと思う。
    正直、多作品と比較してあまり魅力を感じない。
    エリシアは典型的なツンデレだが可愛らしい表現は少ないし、フィルは今のところ立ち位置が脇役寄り過ぎて見せ場が少ない。
    エリシアもフィルもナギもヒロインとして最低限の基礎スペックを備えてはいるんだけど、川口作品のヒロインっていまひとつ突き抜けた「萌え」は見せてくれない。
    ただ、川口作品の魅力はヒロインよりもむしろ主人公の少年にあると思っているので、それはそれで別にかまわない。
    かまわないんだが、できれば他ラノベのようなヒロイン魅力を見せてくれるとさらにベターかなぁと思う。

    余談だが、「魔弾の王」シリーズのヒロインたちはそれぞれなかなか魅力的に描かれているし、メインヒロインであるエレンは他のラノベヒロインとは一線を画す独特な魅力を放っていると思う。
    なので、この「千の魔剣」のヒロインたちも、いずれその個性を光り輝かせてくれるのではないかと、ほんのり期待。
    とはいえ、現状では特に他と比べて光る個性は感じない。
    どこまでも、オーソドックスな主人公とヒロインたちのファンタジーストーリーでしかない。

  • 故郷を離れて旅する3人.
    たどり着いたのはエリシアの故郷.
    実家に帰ったエリシアに父親が用意したのは結婚相手.
    「お願い!私の恋人(仮)になって!」
    はい,お約束ですね.

    で,決闘的な騒動になったりなんだり.

    しかしこのホルプという魔剣,
    きっとコレ一本で「千の魔剣」なんでしょう.

    うん,面白かったよ.
    仲間(女)を増やして次の街へ.
    次も仲間(女)が増える気がするのは気のせいでしょうか.

  • 親が勝手に決めた婚約に反対するため、主人公を恋人役に仕立てるヒロイン。
    あまりにありがちな設定な上、キャラの対比が弱いので、イマイチ盛り上がらず。

  • 今回ナギ、ニーウ、リラという3人の女性が登場します。どのような役どころなのか楽しみにしてください。また、あいかわらずフィルの心の動きは、ラノベらしくて面白いと思いました。次巻からは、大陸巡りの冒険が始まるらしく面白かったです。

  • 口絵といい、ロックはラッキースケベが全開だな(笑)今回はエリシアも活躍できてて何より。塔でイベントっていかにもファンタジーなところは好みです。あと、女キャラも増え、策士フィルのさらなる謀略に期待します(笑)

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著者プロフィール

2006年、第18回富士見ファンタジア長編小説大賞にて「戦鬼」で大賞を受賞。

「2015年 『魔弾の王と戦姫 8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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