- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758042222
作品紹介・あらすじ
-どうやら昨今の天使はライフルを構えて初対面の人間を脅してくるものらしい。小説家のカルは、原稿から逃げだす口実にむかったパーティーで、銃を構え空から降ってきた少女・ライザで出会う。国家の極秘命令をこなす諜報員だという彼女は、『賢者の石』を奪った秘密結社に追われていた!ライザの逃走劇にカルは巻き込まれることになり…!?新米スパイ少女と大胆不敵なベストセラー作家が繰り広げる恋の冒険活劇、華麗に開幕。
感想・レビュー・書評
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貴族の子女でありながら、サーカス団で過ごしたこともあるライザは、諜報員見習いとしてのデビュー戦で、とんでもないトラブルに巻き込まれる。「一般人は巻き込まない」とこころに決めていたのに、出会った作家(裏ありげ)を思いっきり巻き込んでしまって……。面白かったー。作者曰く、「正統派ツンデレ美少女と、仔犬系青年――でも仔犬って可愛くても肉食なんだぜ」とのテーマがまさに言い表していますね。(^^)ヒーローが「都合のいい男」だけではなくて、自分の欲望(肉体的意味でもなく)にも忠実なところが痛快で面白かった。おすすめです。
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引き取ってくれた父親の稼業を手伝うため
四苦八苦頑張る女の子。
そんな彼女が出会ったのは、好奇心の塊の青年。
自分に果たして価値があるのか、と頑張る女の子。
突っ走り系と言えばそれまでですが
徐々に周囲を見渡す余裕も。
成長物語、ともいえるし、恋愛もの…といえるかも?
あとがきに『ツンデレ美少女』とありましたが
ソフトツンデレ、ぐらいじゃないでしょうか?
もちょっとこう…いや、見てる分には
どちらでも面白いですけどw
しかも最後のやりとり、場所に環境を考えると
ものすごくにやにやしてしまいました。
親衛隊、ないす!w
一難去ってまた一難、というわけではないですが
ものすごく濃い行動力でした。
しかも最後に驚きの新事実?
いやあの人とあの人は多分知り合いだろうな、と
思ったのですが…まさか片方、黒幕。
家族愛って、すばらしい、ですね…。 -
少女小説らしい設定と展開。カルの性格が個人的に好き。
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これは……非常にいい。
この男が子犬系とか言われたら首をかしげるのですが
肉食系子犬って言われたら頷かざるを得ません。
新感覚すぎて悶えるしかないというか
いやうんほら、頭のいい男の人って素敵ですよね!!
頭が良くて、人懐っこくて、憎めない。
そして貪欲さを見せてくる。 ←ここ重要
頭のいい人に口説かれるのってこんなにドキドキするんだとか
無害ですよー的な顔で無害ですよーとは一言も言わずに
相手の意図のままにじり寄られるこの緊迫感。
なんかレビューになってない気がしますが、ええ、乙女小説としては満点です。 -
『正統派ツンデレ美少女と、仔犬系青年――でも仔犬って可愛くても肉食なんだぜ』
相変わらずアクションシーンが熱いです。