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- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758042659
作品紹介・あらすじ
最大の敵として麒一郎の前に立ちふさがったのは、恋人である雪乃の父だった。巨大精霊ホウヤグチに飲み込まれた麒一郎は、成り行きでホウヤグチの口の中へと自殺覚悟で身投げしていた生徒会長の竜宮院と合流。二人で脱出口を探る。一方、地上に取り残された雪乃たちは、密猟ブローカーの残党との激戦のなか、夫に捨てられたことで精神破綻したはずの母親、雪枝と再会し、父親の真意を知る。雪乃の一族と精霊たちにまつわる因縁に昂然と立ち向かう、麒一郎たちの運命はいかに。土属性シリーズ、ついに完結。
感想・レビュー・書評
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第一部完結編。
ホウヤグチに飲み込まれた麒一郎と、変態行為がバレてしまってホウヤグチの中に身を投げた生徒会長の竜宮院は、ヒャクメとあいまみえることになります。争いの耐えない世界に絶望し、人が精霊晶と化した静謐な世界を夢見るヒャクメの企図を挫くため、麒一郎は戦います。
一方雪乃は、母の雪枝と再会し、ヒャクメの過去についての話を聞くことになります。ホウヤグチの中の麒一郎のもとへと向かう覚悟を決めた雪乃は、精霊晶となってしまった麒一郎からの呼びかけを聞き、ヒャクメと対峙します。
最後は、のづちのダーク・サイドであることが発覚したホウヤグチを、麒一郎が見事に朋霊とすることに成功し、ヒャクメを倒すことに成功します。
今回も、展開の早さに少し戸惑うこともありましたが、全体のストーリー構成はきれいにまとまっていたように感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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