狂伯爵と買われた花嫁 愛と殺意の新婚生活!? (一迅社文庫 アイリス り 1-15)
- 一迅社 (2014年2月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758045346
感想・レビュー・書評
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物語のさわりだけで根本の所が語られてないため、なんで趣味が剥製作りになったのかが良く分からず、変態性だけ浮いて見える。
リリアンのお節介が人々を幸せにしているのは良く分かって、好かれるのも理解しやすかったです。
剥製好きが無ければほのぼの可愛い話なので、その理由を深い所まで知りたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「君の死に顔はとても美しかった。あんなにも胸が高鳴ったのは、生まれてはじめてだ」
仮死状態で買われた17歳のヒロインとそんな仮死状態のヒロインに一目惚れして剥製にする事で「永遠の花嫁」として迎えようとしていた剥製作りが趣味の狂伯爵と呼ばれる19歳ヒーローとの(ゴシック)ラブファンタジーストーリーです。
プロローグはまさにゴシックホラーのような重厚な始まりでした。
ヒロインのリリアンは、平民ながら貴族から愛人にと望まれていた美貌の持ち主であった母親譲りの美少女です。
しかし、幼い時に両親を亡くして親戚の家で肩身の狭い思いをしながら育ったリリアンは困った人を見捨てておけないお人好しに育っていました。
まあ、その性格が災いして自分を剥製にしようとしているヒーローのクリストファーが時折見せる無邪気な子供のような態度に戸惑い、どうしても冷たく突っぱねる事が出来ないのですが…。
リリアンは人間を性善説だと信じており、対するクリストファーはその生い立ちゆえか性悪説だと断定します。
正反対の2人の考えが、これからどう変じていくのかも楽しみです。
ラストに少しだけクリストファーの出自が明かされますが、高貴な生まれである筈の彼が何故辺境の城に留まっているのかという謎も、2巻以降少しずつ明かされていくのだと思います。
リリアンが何故仮死状態になったのかも含め、1巻では明かされなかったいくつかの謎がまだまだ残されていて、読みながら先の展開が気になって面白かったです!
途中から生きているリリアンに興味が湧いてきて、自覚のない初恋に落ちたクリストファーの反応が可愛かったです。 -
これ単発だったら謎が謎のままで終わってたよなぁ… 剥製趣味とはまた斬新な!
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今回のシリーズは、マッタリしつつ、それでいてスプラッター?
血の苦手な人にはおすすめできない。
数々の謎を布石しておきながら、この巻では回収されないので、諸手を上げて面白い作品です!とは紹介できない。
というわけで、始まりの一巻という雰囲気で続刊次第
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3657.html -
うーん、不完全燃焼。剥製作りが趣味の域を越えてる伯爵ヒーローと仮死状態のときに彼に死体と勘違いされて買われたヒロイン。これって続きが予定されてるんだろうなとはわかるんだけど、まぁ、読まなくてもいいや、って読後感。なんか残念なんだよねー