ガラクタ伯爵の婚約 人形の花嫁の欠けた心 (一迅社文庫 アイリス み 3-5)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 58
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758045759

作品紹介・あらすじ

「ガラクタ伯爵は、自動人形しか愛せない」そう噂されている青年アダムと、人形のような伯爵令嬢セラフィーナは婚約することに。それは、困窮している彼女の家を救う代償として、彼が求めたことだったはずなのだが…。アダムの城へ着いた彼女は、出会ったばかりで押し倒されたあげく、冷たい言葉を投げかけられて!?契約からはじまる、不器用な変人伯爵とのラブファンタジー

感想・レビュー・書評

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  • 綺麗にまとまっているけどあっさりし過ぎな感じ。
    もうちょっと互いが惹かれあう描写が丁寧だと良かったかな。

  • ヒロインのセラフィーナは、母や兄に愛されていないと思い、人形のように感情を外に出さないように暮らしていた女の子。一方、ヒーローのアダムは人形に囲まれ、自動人形しか愛せないと言われている。

    借金のカタにセラフィーナに求婚したアダムは、爵位のために結婚しようとしたのかと思いきや、人形のように感情を出さないセラフィーナには冷たくて、でも行動はすぐに寝室に連れ込んだり、ちょっと違う感じ?って

    アダムの言葉が足りなくて、セラフィーナがもんもんとしてたりする前半はちょっと物足りないのですけど、だんだん二人が気持ちを通わせていってるのが分かるので、後半は一気読みです。
    脇役のバートランドとシェリーもいい味を出してて、バートランドはほんとは人形なの?って思うくらいの優秀さです。

    悪役も最初から予想は付きます。
    予想外だったのは、セラフィーナの母親かな。セラフィーナに関心がないのかなと思っていたのに、後半結構愛はあったのねって感じ。ちょっとぶっとんでますが。。。

    セラフィーナが大事にしていたアリーセの作者はアダムなんだろうなってのも予想は付いたのですが、それが本編で語られることがなかったのは、ちょっと残念。最後に番外編みたいに小さな頃のセラフィーナとアダムが出てくるのですけど、本編でそれを触れたらよかったなぁって。アダムを一層好きになるセラフィーナと照れるアダムが見たかったです。

  • シュールな笑いの中でしっとりとまとまった、とても良いファンタジーでした。一冊読み切り。
    人形のような少女が、人形だらけの街の領主に嫁ぎ、乙女心を理解しえない人形作りの富豪の青年アダムや、その館の唯一の人間である執事バートランド、美しくあることを使命に生きる人形シェリーと関わりながら、人間らしさを取り戻し毅然とした自分の意見をもつまでの成長が描かれます。
    変人伯爵のアダムと薄幸のヒロインセラフィーナとの掛け合いだけではなく、魅力あふれる脇キャラもとても素敵でした。
    美麗なイラストが彩りを添えてくれます。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3879.html

  • この作家の方にはめずらしく(たぶん)、ものすごく消極的なヒロイン。それがなかなか新鮮だった。
    たぶんいちばん魅力的なキャラは執事さんだと思う。

  • 人形しか愛せないならそれでいいじゃいか!

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