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- / ISBN・EAN: 9784758055468
感想・レビュー・書評
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後輩ちゃんからの借り物
しみじみとした感情が入り混じった
小さい頃に母親に捨てられ
祖父母に預けられ
祖父母が亡くなり
親戚のおばさんに預けられ
おばさんの娘が出戻りで帰ってくるから
田舎の親戚のおじさんに預けられ
小学校五年生くらいかな?
学校も行かず、お家の手伝いをしてたけど(登校拒否)
親戚のおじさんのとこで暮らし、人として成長して小学校にも行けるようになる
おじさんと言うには若い人だったな笑
子どもから見れば、おじさんか??
中学生に
成長したとき、東京から来た転校生が
昔の自分のように思え、心配して釣りに誘う
そこから、友情も芽生える
ハッピーエンド詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジャケ買いしたものだったけど、アタリだった♪
独り暮らしの親戚のおじさんこと"ろく "と
母親に捨てられ親戚の家に預けられている少年"いの"の同居物語。
いのの目線だからろくは気難しい大人(眉間にシワ寄せてるしね)にみえたのかもだけど、(いのクンよりちょっとだけ(?)場数を踏んでるおねーさんは)ろくを人付き合いが苦手で、ちょっと不器用な人なんだよねーって思った。
こういう人は言葉にしないぶん、人を注意深く見てくれているもので、私はそういう人が好きだ。(結局単純に好き嫌いの話)
最終話はぐっときた。
いのの後日談もいいね。
そう、始まったばかりなのだ。 -
渋い内容!派手なところは一切ないですが、染み染み来ます!
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母親に捨てられたあげく親戚をたらい回しにされてきた小学四年生の少年“いの”が、子供嫌いの親戚のおじさん“ろく”に引き取られ、そこでの生活を通じて成長していくお話。
ろく自身も、いのと生活することで少し変化します。
物語のベースは少年いのの視点で語られますが、いのの考えることが子供らしくとても可愛い。
相手が大人でもずけずけとした物言いをしたり、どうしたら大人の同情を買えるか心得ていたり、なかなかに生意気で少し冷めた面もありつつ心の中は真剣です。
大人は鬱陶しいけど自分のことを認めてもらいたい、子供だから許されることもあるけれど大人にかなわず悔しいこともある。
子供の頃に感じていたような、そういうことがリアルに描かれていました。
ろくは、些細な表情の変化も分かるほどいののことをきちんと見ていて、生きるのに必要なことやしては駄目なことなどを不器用ながらもいのに教えていきます。
いのを一人の人間として尊重し、「可愛そうな子供」として特別扱いするようなことがないところが良かったです。
大人でも子供でも相手に真剣に向き合い、叱るべきところではちゃんと叱ってくれる、芯がある素敵な大人でした。
獲ってきた魚を与えてもらうのではなく魚の獲り方を教えてもらうということ。
そういうことがとある日常の一部として描かれた、じんわりと心に沁みる作品でした。 -
親、叔母に見捨てられた少年が慇懃寡黙なロクの元で暮らすことにより成長していくハートフルストーリー。
切れた時のロクの顔が怖いわ。 -
絵がキレイ。ストーリーも、面白い。親戚を転々とするこどもと、引き取る親戚という関係から、ある程度ストーリーはわかるけれど、面白かった。
少年が成長したお話も最後にあっていいなぁ。 -
この作者の他の作品が読んでみたくなった。
よくある、子供が男のところに転がり込んで家庭を作り上げる系の話。
なんだけど、最後のおまけ漫画が気に入ってしまった。
小学生だった主人公が高校生になった話が最後の最後に少しだけ入ってるんだけど、その成長ぶりが素敵でかっこよくて、この男の子がどんな人生を歩んでくのかに興味が湧いてしまった。
ここだけ、目線を新キャラの転校生に託したのがいいなと。
つまりは、高校生になった主人公の価値観が自分の好みだったという部分が大きいのかも。
いいよね、足るを知っていて、目の前のことに等身大でがんばれるコ。