東京ボイジャーレコード (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
- 一迅社 (2012年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784758056823
感想・レビュー・書評
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ちょっと惜しかった。もう少し長ければ周囲との関係や心理の変化が丁寧に踏めてもっと感動できたかも。余計なディテールが多かったかな。でも主人公2人の持つ複雑な感情をこの1冊で分かるように描けてるのはすごい。
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アンティークとかそういった小物や雰囲気が好きなので、凄く楽しく読めました。あんなお店があったら是非行ってみたいと思いますね。タカヤの将来への漠然とした不安には感情移入できましたし、リゲルの人間(というか日本人かな?)不信にも頷けました。日本人あるよねそういうとこ、みたいな。高校生あたりで、誰もが通る道なんじゃないでしょうか。だからこそ、頷ける心理描写がたくさんあって引き込まれんだと思います。高校生は勿論、それ以上の年齢の方も確かに昔はこうだったなあ、と回顧できる一冊なのではないでしょうか。個人的にはちゃんが女子の暗黙のルールを全力で言ってくれたところにすっきりしました(笑)そうそう、女子はめんどくさいけどそうなんだよ!っていう。あとはまあとにかくチャコちゃんかわいいですね!
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心情を丁寧に描くことに重きをおいている作風だけあって、ラストはちょっとじわっと来た。言いたいことあるなら、言った方がいいね~
背景、特に骨とう品屋の店内とかもう少し描きこんで、趣あるといいのにな。 -
夢にチャレンジするのを決めるのは、自分。
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心の中にある鬱々としたものとか悶々としてることとか…なのにこんなに気持ちよく描けるとかすごい。
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「かきかけとけしいん」ですっかりファンになってしまった たし さんの本を古書コーナーで発見!これを買わずにいらいでか。
自分の進学・将来のことで鬱々とした気持ちを抱く隆哉。
クラスメイトで帰国子女のリゲルはクラスに溶け込めず、さりとてそれを気にする様子はみじんもない。
自分が持っていなくて、けれどすごく欲しいものを持っている相手を羨ましくも妬ましく思う、あのモヤモヤした感じは良く解る。
素直に「素敵だね、羨ましいな」と(あっけらかんと)言えれば、きっと苦しくなくなるということが解るのは、あの思春期から歳を重ねつづけた今の私だから。
それにしても隆哉の涙腺弱すぎ。
でも、心がやさしくて綺麗ってことなんだろうなぁ。 -
書店で見かけた「かきかけとけしいん」に魅かれ、こちらも一緒に買ってみた。
最後、ちょっと駆け足な感じやったけど、とても良かった。 -
じんわりくるお話。
高校生の頃の、よくわかんないけどなんとなく焦っていた空気を思い出す。
シリーズとしてもっと長く読みたいと思ったお話でした。
こんな骨董店が近くにあれば行ってみたい。たぶん入れずに覗いてるだけなんだろうけど。 -
たしサン好きだなぁ(*´ω`) 今作はとにかくチャコが可愛い!
正直、思春期のモヤモヤは遠い昔のせいか共感はイマイチだった。 でもリゲルのストレートさとかを「羨ましい」と思うタカヤの気持ちはわかる。 あと、メイナの語る『女子間の関係性』。 私の一番嫌いな部分をキッパリ堂々と口にしたな(笑)
たしサンの作品は、特別じゃないけど「出来たら気持ちいいよね」っていう部分が大切にされてる気がする。 妹への愛情表現や気持ちを口に出すこと、やりたい事を諦めないことや自信を持つこと。
みんなで手作りランチする場面が温かくて凄く好きだった。 仲良くなった後のタカヤとリゲル、もっと読みたかったなぁ〜。