女装少年アンソロジーコミック桃組 (IDコミックス REXコミックス)

著者 : 黒瀬浩介

• 一迅社 (2010年7月24日発売)

感想・レビュー・書評

[花園さんの感想 · 2017年8月5日]

※一部に性及び暴力表現の含まれる作品集です。
※収録作品名は末尾に記載。便宜上、番号を当てます。

【印象】
女装少年、王道ときどき変化球。
男の娘×女の子の要素はほぼないです。残念。

【類別】
漫画。異なる作家らによる短編集。
ロマンス。一部アクション、オカルトファンタジー。
"女装"、"男の娘"。

【筋】
目に留まったのは次の3編。
（2）音バトルして人の心の闇に巣食う悪霊を討つガールズバンドなんだけど、ですよね展開。（4）告白するためひとまず女装し他人として接触するんだけど、ですよね展開。（8）女装に対して真摯な女装アイドルとマネージャー男性、ノリがギャグな高校生のそれでわちゃわちゃしてて和む。

【画】
（4）メイド姿の女装少年の髪型がツーサイドアップで好きです。オチの頁の一番上の齣が好きです。

【組みあわせ・異性装動機等】
（1）女装×横暴男友達。懲らしめるため。（2）組みあわせなし。任務のため。（3）生徒会長男の娘×幼馴染男。明示なしだが、好きな人に好かれるため。（4）男の娘×長くてサラサラ髪の子。好きな人と話すため。（5）姉×弟。恥ずかしがりを克服させるため強制女装と思いきや、なにそれオチ。（6）女装男子×クラスメイト女子。姉のぬいぐるみを破壊した罰として喫茶店で強制女装労働。（7）和装メインの女装コスプレイヤー×同人作家女子。祖父が悉皆屋であり、加えて、可愛いのを自覚しているから。（8）女装アイドルとマネージャー男性。芸能界で生きのびるため。

【備考】
作家及び収録作品は以下のとおり。◆印は男の娘×女の子。
（1）BENNY'S「一目ボレっす！！」
（2）黒瀬浩介「神韻楽団　音姫」
（3）米田和佐「生徒会さてらいと！」
（4）坂野杏梨「告白」
（5）零壱「弟自慢させてください」◆
（6）かぼちゃ「The Remedy (I Won't Worry)」◆
（7）森清士郎「ヘビイチゴと私。」◆
（8）エミリ「フル装備」
また、アンソロジー同シリーズについてのレビューは以下。
『女装少年アンソロジーコミック 白組』
http://booklog.jp/users/70x20/archives/1/4758062048

[二次元研究所さんの感想 · 2015年9月24日]

978-4-7580-6209-1　159ｐ　2010・8・5　初版

[きりゅさんの感想 · 2010年11月20日]

2010/8/11購入・11/20読了

セリフだけ読む戦法でいくと結構面白い話が多かった。
性格悪いキャラが多い（笑
性格悪いキャラに付いてはムカっとくることが多かったけど、作品のアクセントになっててよかった。

[kedamakiさんの感想 · 2010年9月10日]

1 完

著者プロフィール

黒瀬浩介（くろせ こうすけ）
漫画家。アイドルマスターのプロデューサーでも有名。連載デビューは『てとてトライオン！』（原作：PULLTOP）。以後、多くのコミカライズ作品、アンソロジーに関わる。『月刊ビッグガンガン』で『ゴブリンスレイヤー』（原作・蝸牛くも、キャラクター原案・神奈月昇）を連載しており、2018年10月にアニメ化される。
新刊として『Fate/Grand Order シャトー・ディフ 黒瀬浩介作品集』（TYPE-MOON原作）が2018年9月26日に発売。