ラブフリッカー (IDコミックス) (IDコミックス 百合姫コミックス)
- 一迅社 (2010年6月18日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (163ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758070911
感想・レビュー・書評
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978-4-7580-7091-1 163p 2010.7.1
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ちょっと繋がってる短編集。
セクシュアリティの在り方が普通なのがすごくいい。
ヘテロが上から目線で「ああかわいそう」「ああ切ない」と消費するための百合じゃない。
無自覚なヘテロが押し付けてくる葛藤萌えや悲恋ドリームなんか歯牙にもかけず、ヘテロの世界で培養された思い込みを取っ払ってくれる、「当たり前の恋愛」の話。
パン屋の話が好き。
「女は男を好きにならなくちゃいけない」って思い込みは、「米屋の主食は米じゃなきゃいけない」って思い込みとおなじくらい馬鹿げてる。
でも、それが普通だと思い込んでる人にとってはものすごく大きなこと。
こんなに馬鹿げたことだけど、そうやって育ったならこんなに気にしてしまうのもしかたない。でも大丈夫だよ気にしないでいいんだよ、と肯定してみせる。
思いこみや壁なんかもきっちり描かれているのにニヤニヤしちゃうくらい可愛くてハッピー。
「パン屋の後輩」と「部活の先輩」(同一人物)が違う人のように感じちゃったのが残念。
どっちもかわいいけど性格がだいぶ違って見える。
相手によって関わり方が違うってことだろうか。 -
ただ甘いだけではなく、戸惑いや葛藤のある百合だから個人的には好きなんだけど、短編集ということもあってその雰囲気が薄れてしまっているのが残念。一作くらい叶わぬ恋があっても良かったかも……
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絵は粗削りだが、ストーリーはイイですね〜。
ただ、最後のほうの2話はイマイチ。
全体としてはオススメ。 -
百合姫で連載してたのの単行本化。待ってました。
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基本的に1話完結の百合作品が並ぶショートストーリ集。
良い感じに全員報われている所がまた良い!
「せいいっぱいの好きと嘘と」で凛子はこの後どうするの・・?って思ってたけど、そこをうまい具合に「昔も今もこれからも」で拾ってる所を見て特にそう思った。
個人的に一番お気に入りだったのは「せいいっぱいの好きと嘘と」。
同じ人を想ってるかと思いきや実は・・・という設定が自分は好きなのかも、とこの話を見てて感じてしまったw
そういう新しい発見をさせてくれた良い作品。 -
この人の描く照れ顔は可愛いなぁ…2828