徒然日和(2) (百合姫コミックス)

著者 :
  • 一迅社
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本棚登録 : 134
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784758079044

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌「コミック百合姫」に連載されていた土室圭さんの「徒然日和」の第2巻です。田舎に住んでいる女子高生4人の特別だけど特別ではない日常を描いた作品です。百合作品だけど、やっぱり友情の延長線上にある感じは変わらない。実里が料理とか家事が得意な理由が明らかになる子供時代のエピソードは、とにかく七揶がかっこいい。海のいきあたりばったりな感じのエピソードからのギャップが激しい。実里の笑顔を守るためだと思うと感動。あと、背景も細かく描かれていて、何度読んでも新しい発見がある。しかし、ふゆちゃんのお母さん若いな。

  • お洒落な喫茶店には部屋着にサンダルつっかけたようなスタイルで行けるのに、初めて会った人と接するのは非常に苦手な真冬のメンタルバランスがちょっと判らない……
    というか、あのお洒落上級者しか入れないような喫茶店にあの格好で入れる度胸が凄い…

    女子高生4人組によって穏やかに展開される本作、この巻では大人3人組が追加された事で更に賑やかになるかと思いきや本作が持つ特徴的な雰囲気が維持されているのはとても好印象な点
    女子高生組と大人組が混ざって焼き肉を食べることになっても、美味しく食べてワイワイする場面がメインとなるのではなく、焼き始めるまでの準備や触れ合いをメインに描く構成は本作らしさに溢れていて良いね

    第1巻の感想を書いた際に本作には「何でもない日常」が漂っていると書いたのだけど、第2巻ではその「何でもなさ」の空気に一石を投じられるような描写が
    小さい頃に亡くなっている実里の母、その出来事以来実里の傍にいつも一緒に居るようになった七椰。それらは既に終わった話であり、小さい頃は物陰で泣いていた実里も今では穏やかな表情で語れるようになった
    だからそういった事情があるからこそ今の実里と七椰の間に揺蕩う雰囲気は「何でもない」ものでありつつも長年連れ添った夫婦のような雰囲気なのだろうね
    家事割の偏りや普段の振る舞いから七椰が実里に寄りかかっている関係なのかと思いきや、七椰が勇気を持って一歩を踏み出したことが二人の関係の始まりにあるかと思うと感慨深い

    他に本編中では4人で海に行ったり、小春が真冬の家にお泊まりに行く話などが描かれているのだけど……
    真冬の母親めっちゃ若い!ていうか娘と瓜二つだ!漫画やアニメでは異様に若い母親なんていくらでも描かれてきたけど、このように娘にそっくり過ぎる母親ってかなり珍しい気がする。いや、順番としては真冬が母親に瓜二つなのだけど

    真冬の家に行ったことで真冬の家の空気感に触れた小春。更には長年見ていなかった真冬のあの表情も見れたようで
    そろそろこの二人の関係性が進展する描写なども見たい所

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  • 露骨ではないけれど、そこはかとないゆるい百合2組。高校生甘酸っぺーとなること請け合い。先生組3人の絡みもいい。透けブラというかおっぱいというかフェチ度高し。

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