- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758092234
感想・レビュー・書評
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今まで読んできた恋愛系の話と違い暗い人間味を感じさせられる空気感と情熱的であるようであっさりとした関係でもある愛の話が印象に残る話だった。
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最近ハマっている櫻いいよ作品。
大人向きの恋愛小説があると聞いて飛びついたけど、
こりゃまた最高にダークでめちゃくちゃよかった。
気持ちいいくらいダークモードに振り切っている。
この話のメインは究極の人たらし、
モテ男の高崎さんなんだけど、
これがまあ、女からみると
モテる理由がわかるよねー、と思ってしまう、
気持ちいいくらいのクズ男っぷり。
現代版光源氏。
対する藍ちゃんの静かで確かな狂気もまあ、
震えるくらいやばい。
藍ちゃんがやばすぎて、読むのやめちゃう人もいそう。 -
久しぶりに櫻いいよの大人の恋愛小説読めて嬉しいよおおおお
(なにせわたしは大の乳メス好きだし)
高崎のけしからんおじさん具合が最後までぶれなくて大変よろしい。
男も女もある程度の年齢まで生きてきたら、そう簡単に変わらないからね。そのリアリティがなかなか小説には生かされないことが多いなかで、この作品はたいへんよろしい(二回目
藍ちゃんのぶっ飛び具合に、好みが分かれそうな作品ではあるけれど、これは藍がこういう女の子でないと成り立たないからね。
愛が欲しいのに恋ばかりを繰り返してしんどい思いをする女が世に溢れてるなかで、恋を知らずに愛を成立させようとする藍はある意味狂っててたいへんよろしい(三回目
そしてこれはわたしがよく知る彼女のアイラブユーの翻訳ですね。
櫻いいよらしい、『愛』の言語化だとおもいます。
しかし高崎は最後の最後までずるい男よのう。
物書きの男には決して近づかないようにしようと心に誓いますね、わたし。