悪役令嬢、おばあちゃんの知恵で大聖女に?! 〜『医者の嫁』ライフ満喫計画がまったく進捗しない件〜 (アイリスNEO)
- 一迅社 (2020年11月4日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758093071
感想・レビュー・書評
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そこそこ面白いから読んで損したとはなりません。
明るく前向きに頑張るヒロインが転生前の経験とおばあちゃんの知恵を活かして奮闘するところも、信念をもって無料で医療活動する清廉なヒーローも気持ち良く、軽妙で読みやすい娯楽小説です。
だからこそ突っ込みところは有りまくりが残念ですね。
公爵はなかなかいい人っぽい様子なのに、娘のことは一切心配しないのでしょうか?令嬢が家出ても放置だし。
そのくせ放置されてる側の令嬢は、同じく家出している友人に家族が心配してるから家に戻れと言うの?棚上げ感はなはだしい。
突然の付け足しで、なんにも書いてなかったけどそこはあれこれうまいこと動いていたと想像しといてよという読者頼みの丸投げ感。
出てくる男はほぼ王子、王子だらけだし。王子出しすぎでそれぞれの恋情はおざなりだし。
表題にまである「悪役令嬢」の設定は必要なく、正直購買層目当ての煽り文句ですよね。 -
婚約破棄された瞬間に前世のことを思い出したグレイス。思い出すのがもっと早かったら対処できたかも...。というのは確かだけど、元婚約者と結婚して幸せだったかは疑問。元婚約者にも、「ヒロイン」にも、全く同情できなかったから。
貴族として育ったグレイスが貧乏な医者のところでなんて過ごせるのか?と思ったけれど、のびのびと楽しそうにしていて嬉しくなる。グレイスと結婚しない。と言い張っているキースの頑張りがいつまで続くのか楽しみに読んでいた。
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