- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758093309
感想・レビュー・書評
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生きづらさを感じている2人の物語。
黙ることで自分を守ろうとする想、喋ることで自分を守ろうとする綾瀬。
最後は温かい気持ちになることができた。 -
よかったです。一つ思ったのは綾瀬がいつもヘラヘラしてる訳ではないと思います。もしかしたらacでそのように振る舞うようになった可能性もありますね。
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かまってちゃんの水月と一匹狼の想。二人はそれぞれ家のことで悩んでいた。居場所がなく、息苦しくて。
あることから二人は一緒に過ごすように。静かにそっと、寄り添うように。
だけどそんな日々も奪われてしまって…。
今を生きづらい人の背中を押してくれるような、あたたかい、涙のストーリー。
この本を読むまでは、私が家族に恵まれているなんていう実感はとてもなかったのですが、この物語が私の考えを変えてくれました。 -
人間の闇と光っていうのは軽くだけど知ることができました。
周りを避ける人ってのはこっちが嫌いとか自分を守るためとかじゃなくて、周りを守るために離れてるんだなとか、自分にはない心情がたくさん描かれていました。
どんなにも辛くても光を求めてしまうってのはどのストーリーでも同じですね())
「君の代わりに僕が死ぬからその分も生きて」って言葉が衝撃でした。
生きるとか死ぬとか、その人のためならなんでもない簡単な事みたいに言っててちょっと怖かったです。
親にも見てほしい本です -
【生きる事は辛いけど、二人で居られるならもう嘘は要らない】
居場所が無く希死念慮を抱く少年少女がその傷を分かち合う物語。
言ってしまえば、生きるとは何かしらのしがらみに縛れる事である。
学校や家庭などで息苦しさを覚えて居場所が無い者は、しばしば嘘や孤独などを使って己の心を守ろうとする。
人生に希望が見出だせず、死ぬ事ばかりを考えていた水月と想。
似たような傷を抱えた彼らは出逢い、傍に寄り添う事で互いの欠落を埋めていく。
環境に自由を摘み取られる世界で心を摩耗しながらも、二人で居る事が自分達の未来を守る唯一の術なのだ。 -
言えないことや、い言いにくい事情は、
少なからず誰にもあるんだなと思い、
とても共感しました。
著者プロフィール
汐見夏衛の作品





