まいにちひるねさんの感想
2021年6月30日
主人公は家族からぞんざいに扱われる貴族の娘。家のために商家の放蕩息子の元に嫁ぐ予定が直前で白紙に戻され、年若い公爵との縁談が持ち上がる。 ろくに会ったこともない相手から、自分のことは詮索するなと釘をさされ、わけがわからないまま公爵夫人としての生活を始める。 主人公は忍耐強く芯の強い性格で、特別能力が高いわけでも天真爛漫な明るさがあるわけでもないが、どこか愛嬌があって粛々と営む日々をついつい見守りたくなる。