おちこぼれ聖女見習いと出戻り騎士 うっかりで最弱認定されました (一迅社文庫アイリス)

  • 一迅社
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  • 本 ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758096607

作品紹介・あらすじ

「私が守護騎士になるのはお嫌ですか?」
聖なる力で作り出した弓で悪魔を払う聖女。その素質があると、成人間近に分かった少女ロアは、急遽、聖女見習いになることに。お陰様で、ほかの聖女見習いから距離を置かれ、修道士の青年カシルの助けなしには勉強にもついていけない。追い打ちをかけるように、うっかり出した最弱の弓のせいで、悪魔祓いを助けてくれる守護騎士候補生にも見放されてしまったのだけれど……。ある日、なぜかカシルが騎士姿で現れたうえ、自分だけの聖女になってほしいと懇願されて!?
実力隠し系最強聖女と訳あり騎士のラブファンタジー!

感想・レビュー・書評

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  • 「再会」したカシルのお姿と言葉遣いに驚きつつ。
    そして、シレイラにしろオリアナにしろレアナにしろ、サブキャラの女性陣が味方側でも敵側でも問題ありなキャラクターだったので、ロアの苦労が……
    ロアが正論言っても通じない人たちだったから。
    レアナはまだいいとしても……彼女は彼女で天真爛漫がゆえに問題行動多かったのだが。

    実は最強ながらうっかり(というか波風立たないようにと配慮した結果でもある)で最弱認定されたロアと、そんなロアに「最初から」忠誠を誓ってた訳あり騎士の物語。
    騎士の独占欲、かなり強め。
    最終的にはロアはロアでカシルしか認めんになったので、お似合いの二人である。
    互いに武闘派ですし。
    闘えるヒロイン、かっこよかったです。
    下手するとヒーローよりも強いしもしれない。
    色々な意味で。

  •  面白かった。少女小説はこうでなきゃ、という見本のような話。やっぱりこの作者さん好きだ。

     設定もいい。悪魔と呼ばれるものが、取り憑く先を変えて成長していく世界で、それを浄化する弓を持つ聖女の見習い学校でのあれこれ。学校という場を使ったのもうまいし、家族の常識外れ具合もいい。出会いも、友人や講師となった聖女との関わりで、世界観が見えてくるのも絶妙。

     次回作も楽しみ。

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