墜落

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758410663

感想・レビュー・書評

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  • 再読。
    再読にしてなかなかのくどい文章だと気付いたけれど、
    それも東氏の面白さと思うと楽しめる。

    14歳の売春をする少女と
    地元の名士と言われた老人のつながりが
    そうかぁ、そう来たかぁとなる。

    毎回毎回、救いようのない話なんだよなぁと思う。
    でも、探偵畝原は好き。

    ひきとられた幸恵が声を発するのが嬉しい。

  • 畝原シリーズ第五作。

    官公庁の不正がらみのようなスケールの大きい話は
    今回出てこない。

    その代わりに、
    地域の不良社会と地方文学界の
    黒い部分が重なり合った嫌な世界が今回の事件。

    最後の暴露は必要なのかちょっと分からなかったけど。

    出てくる不良が軒並み不快に感じるのは
    やはり上手だと思う。

    あと、読了してから感じるのは、
    この畝原シリーズはタイトルが秀逸だということ。

  • 結末に無理がある。

著者プロフィール

一九五六年札幌生まれ。本郷幼稚園中退、本郷小学校卒、東白石中学校卒、札幌東高等学校卒、小樽商科大学中退、北海道大学文学部哲学科中退。
現場作業員、ポスター貼り、調査員、ガードマン、トラック助手、編集者、広告営業、コピーライター、受刑者など諸職を転々。
一九九二年『探偵はバーにいる』(早川書房)で小説家としてデビュー。同作は、一九九三年『怪の会』激賞新人賞受賞。
二〇〇一年『残光』(角川春樹事務所)で日本推理作家協会賞受賞。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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