警官の紋章

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 501
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411202

作品紹介・あらすじ

北海道警察は、洞爺湖サミットのための特別警備結団式を一週間後に控えていた。そのさなか、勤務中の警官が拳銃を所持したまま失踪。津久井卓は、その警官の追跡を命じられた。一方、過去の覚醒剤密輸入おとり捜査に疑惑を抱き、一人捜査を続ける佐伯宏一。そして結団式に出席する大臣の担当SPとなった小島百合。それぞれがお互いの任務のために、式典会場に向かうのだが…。

感想・レビュー・書評

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  • 笑う警官から続く、道警シリーズ第3弾。

    事件としては重たいもののはずなのだが、いまいち物語に没頭出来なかった。

  • 北海道、洞爺湖サミットをめぐる警察の話
    読み応えあった!

  • 北海道警を舞台にした警察もの。

    後半は、まぁまぁのテンポで読みやすかったし、ラストは大団円といった感じでしたが、前半~中盤まではあまり興味が持てなかった印象。

    警察内部の闇の部分を書いた本格的警察ものなんだと思いますが、個人的にはもう少し心情にスポットをあてたものの方が好みといった感じです。

  • 『うたう警官』『警察庁から来た男』に続く北海道警察シリーズ第三弾。これまでのシリーズにも出ている登場人物が、この作品でも活躍します。舞台が北海道・洞爺湖サミット直前の北海道と言うことで、北海道の実際の現職知事も実名で物語上出ています。

    この著者は、『ベルリン飛行指令』などの第二次大戦三部作に始まる第二次大戦モノから、この作品に代表されるような警察モノ、そして、ノンフィクションと非常に幅の広い分野の作品があるんですが、どれも映像化されるなどして、それぞれ良い作品になっています。この作品もそうです。

    それにしても、何で北海道警察を舞台に作品を書くのかと思ったら、著者は北海道出身で、北海道在住なんですね。でも、何でかっこよく活躍するものではなく、不祥事を題材としているんでしょうね?

  • 全部読む気があるなら、
    シリーズ1巻から読んだ方がよかった
    この本だけで完結する話もあるけれど
    それ自体も前回の背景があっての事件だし
    大きな話自体は解決せずにずっとつながっているようだし

    しかし、某県警とかじゃなくて、北海道警って
    はっきり出してしまってバッシングとかなかったのかな
    ちょっとびっくり!

  • 北海道警シリーズの第3弾。
    1.笑う警官
    2.警察庁から来た男
    に続いた作品。

    洞爺湖サミットを控えた特別警備結団式を間近に拳銃を所持したまま失踪した警官。津久井は、その警官の追跡を命じられ・・・というような内容。
    津久井に関しては記憶があるものの、佐伯、小島百合については記憶がなく、笑う警官から時間が経ちすぎていたのであまり楽しめず。
    (しかも2を飛ばして読んでいるので余計に)

    再読の際は順番に間を空けずに読みたいところ。

  • 前に読んだ小説のシリーズ3番目。
    ん?2番目を飛ばしてしまっている。
    しまったか。

  • 道警シリーズ 第3弾。
    2を飛ばして3に来ちゃったw

    道警ものなので興味をもって読めるが、(今回は洞爺湖サミット関連)道民じゃなかったら最後まで読めないかも。
    1同様、登場人物に魅力を感じられない。

    けど、実際にあった道警の事件絡みなので、とりあえずこの後、2を読んで、4・5と読んじゃう予定。
    図書館だけどw

  • シリーズ前2作を読んでから間を空けてしまったので、思い出すのに時間が掛かった。結局、前作の事件には更に裏があったってこと?郡司事件、引っ張ってます。
    佐伯、津久井、小島の三人が三様の目的で事件を追いつつ、最後には繋がっていくという展開。途中、佐伯と小島の恋愛モノもちょこっと混じったりして楽しい。事件の結末自体は無難に終わった感じではあるが、何だかすっきりしないところも。まだまだ続きが待ってますよ、っていうことなのかな。

  • <内容>北海道警察は、洞爺湖サミットのための特別警備結団式を一週間後に控えていた。そのさなか、勤務中の警官が拳銃を所持したまま失踪。津久井卓は、その警官の追跡を命じられた。一方、過去の覚醒剤密輸入おとり捜査に疑惑を抱き、一人捜査を続ける佐伯宏一。そして結団式に出席する大臣の担当SPとなった小島百合。それぞれがお互いの任務のために、式典会場に向かうのだが…。

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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