- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758411202
感想・レビュー・書評
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シリーズ物と知らず、1冊目として本書を手に取ってしまった感想は、シリーズ1、2を先に読めばよかった。
本書は、道警を揺るがし、社会に衝撃を与えた事件のその後の時系列で描かれている。
本書だけでもストーリーは理解できるものの、やはりその事件の話を先に読みたかった。(もちろん本書には犯人の名前なども載ってしまっている。)
思わぬネタバレとなったが、シリーズ1、2をぜひ読みたいと思う。
前情報なしで装丁やタイトルで選ぶとしばしばこういうことが起こる。
本の外側でも内側でもいいので、どこかにシリーズ◯作目、と書いておいてもらえないだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
北海道警察は、洞爺湖サミットのための特別警備結団式を一週間後に控えていた。
そのさなか、勤務中の警官が拳銃を所持したまま失踪。
津久井卓は、その警官の追跡を命じられた。
一方、過去の覚醒剤密輸入おとり捜査に疑惑を抱き、一人捜査を続ける佐伯宏一。
そして結団式に出席する大臣の担当SPとなった小島百合。
それぞれがお互いの任務のために、式典会場に向かうのだが…。『笑う警官』『警察庁から来た男』に続く、北海道警察シリーズ第三弾。 -
まさに警官の紋章を背負うにふさわしい人間がなそうとした父親の敵討ち。
キャリアの出世のために犠牲になったノンキャリ職員。
最後日比野を庇う警察官達が実にcoolだ。 -
最後にうるってきました。エピローグもいい
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全ての道はローマへ…というように、今回もあの事件がベースとなっていました。こんなにあちらこちらに余波を及ぼしたあの事件、若い警官の正義感がなおさら貴重に思えます。腹がたつけど、本当に悪い奴はしぶといということも改めて感じました。
今回、佐伯さんが携帯やメールを使いこなしていたのには驚きましたが、相変わらず肝心なところでは‘鈍い?’と思わせてくれたりもする、でも今回は‘わざとかな?’と思いましたよ。。。進展して欲しくないような気もしましたね。 -
道警シリーズ第2弾…だと思ったら第3弾だった…。
なんかよくわからんなーと思ったらあららら。
でもおもしろかったからよし。
道警のはなしは地名とかがわかるから楽しい。 -
「笑う警官」、「警視庁から来た男」に続く第三弾です
1作目から読んでないと展開がわかりにくい
部分もあるので1作目から読んだ方がおもしろいと思います
警察組織の闇、警官の失踪、大臣のSPと同時進行で進む
物語はノンストップでおもしろいです
中心人物、佐伯・津久井・小島百合、今回も期待を
裏切りませんでした。
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洞爺湖サミットの頃は、札幌の大通り公園周辺はあちこちに警察官が立っていて、物々しかったなぁ。他県の警察車両がたくさん走ってて、ご苦労様ですと思ったものです。
前作までで、膿を出し尽くしたのかと思われた道警。まだありましたか。。
うたう事よりも、自らの命を絶つことを選び、そして上はそれを事故死扱いとする。やり切れませんね。組織って、自分が見えなくなるんだろうか。 -
やっぱりこのシリーズすきです
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北海道警察シリーズ第3弾
笑う警官
あの名作を別の視点からみると
別の事件に見えてくる
完結したかに思えた事件だったのに
佐々木譲・・・恐ろしいやつ -
北海道警シリーズ 第3弾。
洞爺湖サミットの特別警備結団式がまじかに迫ったとき
サミット担当特命大臣へのテロ予告、
一人の警察官の失踪、
といった事件が起きる。
そして二年前に本部預かりとされてしまった四駆車盗難事件
への新情報がもたらされる。
二年前の「道警最悪の一週間」の関係者達がそれぞれの
事件を追いながら二年前の真相に迫っていく。
まだまだ次作につながるふく線が残されているようで、
今後の展開に期待します。 -
大好きな佐々木譲さんの警察小説!!
マルティンベックシリーズがお好きという譲さん(馴れ馴れしく名前呼び)の、マルティンベック好きにはキャラが似てる^^と嬉しくなったりします。
マルティンが佐伯さんでしょ、津久井さんがコルベリさん‥などなど。
地方の生活の匂いがするのがいい!あと、結構裏情報的なネタが面白かったりします。エスさんや某県警は最後の砦だとか。
もうひとつの制服捜査シリーズも好きです。
あと改題はしてほしくなかったなー。「うたう警官」というタイトルの方が意味的にもいいんだけど‥大人の事情かしら。。
本編。
色んな登場人物が星のように散らばっていて最後に向けてひとつになっていくので、見づらい印象があるのかも。
市井の人間なら戸惑っても人情的に終わらせた終わりでいいと思う。娯楽小説だもの。
2010-4-12~13読了 -
平成22年2月読了
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笑う警官を読み、この続きをと、思って読みました。
おもしろいです!
軸になる事件が前の作品からつながってますが、それを知らなくても読めますね。
そして、以前にはなかったちょっとした恋愛要素が、スパイスっぽくって私は好きです。
あの2人まとまるのかしら? -
笑う警官・・・第三弾
佐伯・津久井・小島・新宮
大臣のテロ事件、警察官の失踪
それに絡むかのように
過去に起きた事件の真相を探る佐伯
自動車の密輸事件の裏に何が隠されているのか -
最後に好感
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小島巡査がかっこよくて可愛らしい。
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道警シリーズの第三弾。伏線はすべて回収されたので、これでシリーズ完でしょうか。警官の血とネタがかぶっている感がなきにしもあらずですが、三部作を通しで読む価値はあると思います。
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北海道警シリーズ第3弾これはお勧め
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北海道警の闇を描き出すシリーズ第三弾。洞爺湖サミット開催の為にサミット警備で騒然となっているが、いつものメンバーは健在のようだ。今回は前作、前々作のさらなる裏側に広がる闇に踏み込んでいく感じで、また復習のために読み返さないと今作と完全に頭の中でつながらない(笑)何重構造もの様相を見せてくれるのは凄い。いつもながらスリルのある「謎を追究」する感覚が読んでいてとても引き込まれた。この分では次作もありそうなのでのんびり待っていよう。
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うたう警官シリーズ最新作、いつもながら面白いストーリだし、佐伯さんいい味出してる。今回登場の長谷川さんも渋いねえ。もっと読みたいけれど最終作なのかなあ.....
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道警シリーズ 第3弾
佐伯さん・津久井さん・小島さんなどが中心となり 話が進む。
道知事・サミット・・・
読んでいる最中に 文中の出来事と良く似た過去の事件内容が新聞に・・・
フィクションなのかノンフィクションなのか分からなくなりながら読みました。
女性警官の小島百合さんがかわいい。次回は小島さんを中心とした話が読みたい。 -
お馴染、道警シリーズの第3弾。道警の膿を出す為に三々五々集まった刑事達が、再び活動開始。膿の中枢が明るみになりつつ或る、が、解決にはまだ到らない。解決にはもう一作は必要だろう。その方が読者には都合が良いが。此も話のスピード感が良くて、一気に読んでしまった。返却には、まだ間が或る、もう一度読もうかな。
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道警シリーズ第3弾。過去の2作品が伏線となっている。続きが楽しみ。
できることならば、巻頭に出てくる人々の名前と役職の一覧が欲しい。 -
「笑う警官」で活躍した面々が今度は別々に大活躍。 北海道警察シリーズとして描かれてきた貯えを、存分に活かしきってさらにウラの真実も透かし見せながらの展開に唸りっぱなし。ガチッと面白かった。