精霊のクロニクル

著者 : 平谷美樹
  • 角川春樹事務所 (2009年9月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411424

作品紹介

中学生の少年が繰り返し見る不思議な夢。それは、まだ歴史のなかった旧石器時代から始まり、やがて縄文、弥生へと進んでいくのだった…。これは祖先の記憶なのだろうか?壮大なスケールで描く、大人のファンタジー小説。

精霊のクロニクルの感想・レビュー・書評

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  • 中学生の少年が繰り返し見る不思議な夢。それは、まだ歴史のなかった旧石器時代から始まり、やがて縄文、弥生へと進んでいくのだった…。これは祖先の記憶なのだろうか?壮大なスケールで描く、大人のファンタジー小説(「BOOK」データベースより)

    自分の居場所を見つけられない少年と、彼の祖先と思われる、遥か昔を生きた少年(青年)たちが、リンクしつつ作り上げたクロニクル(年代記)。
    守護精霊(コシラツキコロ)を求めて狼(セタ)と戦うプンキネ。
    死した父が祖霊(シンリチイノト)と共に逝くことを拒んだために儀式を壊し、村を追われたラメトゥク。
    精霊の守護から離れつつあった人々を、再び森へと回帰させたアラス。
    海を越えてやってきた新たな人と米と神。それらが巻き起こす嵐に抵抗するクカ。
    そして現代へ。
    最後には自分の森を見つけ出す主人公の少年と共に、長い歴史を夢見たような、そんな気持ちにさせてくれる一冊です。
    ラストも深くてかつ爽やか。
    独特なアイヌの言葉がちりばめられた過去のお話などは、まるで目の前で実際に繰り広げられているかのように描写が細かく、リアリティに溢れていましたよ。(ちょっと上橋さんの「守り人」シリーズを彷彿とさせます)
    平谷さんのの作品は重厚な作品が多いのですが、こういったお話も書けるというのはうれしい驚きでした。

  • 題名から、完全ファンタジーと思いきや、中身は日本の縄文〜弥生の歴史色の方が強かったです。
    現代の東京に住む少年の話が夢をみる、という形で、それぞれの時代の話が少しずつ進んでゆきます。よくあるパターンといえば、そうともいえる。

    個々の昔話は、生活様式の描写などが細かく(正しいのかどうかはわからないけど)、それなりに面白く読めます。
    でも、間の少年の考えは、どう読んでも作者の主張を代わりに語ってるとしか思えず、しかも物語と余り関連性が見当たらないので、やたら目についてしまった。なんというか、少年が小賢しくみえる…
    最後のオチも、それでいいのか?という感じで、寧ろ少年の話要らなかったんじゃないか、という気がしました。。

  • 何世代にも渡る壮大な話

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