巡査の休日

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 461
レビュー : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411455

感想・レビュー・書評

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  • 『笑う警官』はドラマ(映画?)化され,文庫本で売っている~道警の小島百合巡査が,ストーキングされていた風俗嬢・村瀬香里を囮とし,銃創を負わせて逮捕した強姦殺人犯・鎌田光也が病院から逃走した。サミット警戒中にも拘わらず行方は判明せず,神奈川強盗未遂犯のマスクから鎌田の唾液が採集された。鎌田の自衛隊勤務中の仲間から強盗主犯が浮かんだが,鎌田は工具類を札幌の自分宛に送り出し姿を消していた。よさこいソーランのダンスチームに力を入れる香里には鎌田と思われる人物から脅迫のメールを受けていた。鎌田を逮捕する包囲網が張られたが,小島は違和感を覚えながらダンスの一員となりつつ香里の警護に当たっている。世話焼きの年寄りの通報で,現場に125ccのバイクの番号を控えていた交番勤務の巡査の報告で,今一歩の所で逃がしていた鎌田を捕らえ,一安心している小島は包丁を振りかざすダンスチームのサポートメンバーの女性が,DVの相談を受けつつ中断したまま,亭主を殺す羽目に陥った女性の恨みを持たれていたのだ~北海道警察シリーズは1:笑う警官,2:警察庁から来た男,3:警官の紋章に続く第4作。私は初めて読むのだが,一作目は映像化されているらしい。警察組織も大きくなりすぎて,組織構成員は自分がとういう役割を負っているか分からなくなり,警察・検察・税関が北朝鮮の船を抑えるために動いている不正を知ってしまった末端の警察官が悩みを抱えてしまう。結局は返却された中古車を不正輸出するディーラーの捜査資料を愛知県警の担当に渡して一段落。思い込みが思わぬ良い方向に作用して,強姦殺人犯でもある窃盗犯を逮捕でき,DVの果てに亭主を殺してしまった女性の事件も解決しちゃったが,ひったくりは如何なる関係があったのだろう?

  • 道警シリーズの続編のような長いエピローグのような感じかな。お馴染みのメンバーがいろいろでてきて楽しかった。内容も緊迫感があって警察というのは本当に忙しそう。このシリーズずっと続けてくれるといいなあ。

  • 道警シリーズ第4弾。YOSAKOIソーランにあわせ、いくつかの事件が絡み合ってくる。今回は小島巡査が活躍で、佐伯の出番が少なく、物足りなさを感じてしまう。文中で佐伯が「またみんなで集まって・・」とつぶやいていたのが自作の前振りであることを期待

  • ご存知!北海道警察シリーズの第4弾!今回の舞台は「YOSAKOIソーランまつり」で盛り上がりと混乱をみせる札幌が舞台。小島百合を中心に”あの4人”がそれぞれの事件で活躍を見せます。でも佐伯はそうでもないか・・・。この4人の関係性、今後も楽しみにしたいと思わせてくれる作品です。

  • 道警シリーズ第4弾。
    今回は唯一の女性メンバー小島百合に焦点をあてて、物語が進んでいくので、佐伯や津久井が好きな人には、ちょっと物足りないかも。
    メインはストーカー事件だけど、それ以外にも並行して、いくつか事件が起き、ここまで広げて、どうまとまるんだろう?
    と思わせつつ、ちゃんと落ち着く結末には、さすが。

  • 道警シリーズ。三部作で一旦終了して第二シーズンという話でしたが、どちらかというと三作のエピローグみたい。それぞれの事件がそれぞれの結末を迎える。しかし、ちゃんとヒントが与えられていながら緊張感とスピード感に登場人物同様前半のヒントを完全に忘れてしまって「あーーーーっ」って感じ。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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