夕暴雨: 東京湾臨海署安積班

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.54
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本棚登録 : 402
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411509

感想・レビュー・書評

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  • 3.7
    ちょっと結末が予測できないまま読み進めていました。
    少しややこしい部分もありましたが、全体的には読みやすかった。
    特車二課の装備が気になる、、、
    安積さんの心の声が多すぎるのとちょっとクドイかな、
    村雨苦手の心の声が何度も何度も出てきます。
    もう分かったから!といいたくなります。笑笑

  • 臨海署がようやく新しく建て替わり強行犯係が増員。はともかく、もう一人の係長が相良さんかあ。安積さんの胃が大変そうだ。
    安積班の面々は相変わらず絶妙なバランス。信頼関係が良いです。
    相変わらずといえば、臨海署が新しくなっても速水さん健在で良かった。時々出てきて安積さんに軽口叩いていらっとさせて、なのに安積さんは速水さんの言葉に救われたような気になって。という二人の関係が好きなので。
    特車二課のことで珍しく苛々している速水さんも良い。
    ストーリー自体は突飛なものではないけれど、多分いわゆる探偵小説ならばここでこういくだろうな、という王道を敢えて外してる気がする。探偵小説では謎解きは絶対に外せないけれど、このシリーズでは被害者や加害者や周りの人の感情の動きや決意を優先させてるように見える。それが例えば、強い殺意なんかではなく、なんとなく、とかいうような理不尽な感情であっても。

    どうやらサザエさんワールドに入っているらしいこのシリーズですが、いま読みおわったばかりだというのに、もう次巻が楽しみです。

  • 特車とはいったい何だったのか!気になります。

  • ふむ

  • 新しく建物が建って、いろいろ人が増えた中に相楽さんがいたのは、ちょっとお気の毒でした。この後、多分二人の絡みが良いアクセントになるような気がするので、読者としては楽しみです。オチはちょっと犯人の動機が「?」過ぎたので、残念な感じでした。相変わらず部下達の思惑を読もうとしすぎて苦労しているような安積さん。もう少し打ち解けるようにすればいいのになぁ・・・とも思うけど、それが安積さん、という事で。

  • 安積警部補シリーズ 第13弾
    ベイエリア分署復活編 第6弾

    今回は、東京ビックサイトで開催される秋葉系のイベントに対する爆破予告がネットにupされる。

    予告を直感的に真実と見抜いた須田巡査部長と安積班の面々は、当日のイベントの警備あたるが、爆発は起こってしまう。

    爆発現場のトイレにいた被害者5人の供述の食い違いはどんな結末を生むのか?

    通称ベイエリア分署・東京湾臨海署が新庁舎になり、強行犯係も一つ増え、なんと何度か捜査本部で対立した相楽が係長としてやってきます。

    さらにアニメのパトレイバーの特車二課が登場し、少なからずも事件の鍵を握っています。

    捜査の主体が須田刑事の直感的な印象に頼って進んでいく点は、あまり腑に落ちない感じでした。

  • 新ベイエリア分署「東京湾臨海署安積班」シリーズ。第何作かは知らない。どうもTVでもドラマ化されているようだが、記憶にない。今回は、短編ではなく、長編物だ。しかも「機動警察パトレイバー」の特車二課や後藤喜一も登場する。少しやりすぎな気がした。最も話のネタがコミコミからのテロ予告に至るストーリなので、これはこれでよい気もする。余り突っ込んでも仕方がない。

  • コミコンでおこなった爆発事件。
    壮大な伏線を張りつつ、実際には使わなかったりとなかなか面白い作品だった。

  • ネット爆破予告。コミケ。台場。
    トイレで爆発。カセットガスを加熱。目撃者でけが人が犯人。公私混同。
    人工島や人口の街をディスる。潮の臭いを懐かしむ。
    相変わらずの安積班。良いか悪いかというより伝統芸。

  • 安積班シリーズ最新刊は、久しぶりの長編でした。東京ビッグサイトで行われる同人誌即売会にネットでの爆破予告が。しかも、そのイベントに安積の娘が参加する!…娘よ、君はまさか腐女子ではないだろうな?パソヲタ須田の娘がそういうイベントに行く話だったら、須田パパはそう訊ねたかもしれないが(笑)そういうものに疎い安積さんは、たたひたすら娘の安全を心配するのでした。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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