スリープ

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 574
感想 : 131
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411615

感想・レビュー・書評

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  • 雨で桜が散っとります。今年も花見行かれんじゃろな…。 ⁡
    ⁡⁡
    ⁡ってな事で乾くるみの「スリープ」

    あのイニシエーション・ラブの衝撃から、すっかりハマってイヌラーになってもうた(笑)

    中学生がレポーター役を務める情報化学番組『科学のちから』に出演してるIQ142で美少女の羽鳥亜里沙が撮影の為に行った《未来科学研究所》。 ⁡
    ⁡⁡
    ⁡その撮影後に突如として行方不明になった羽鳥亜里沙。 ⁡
    ⁡⁡
    ⁡《未来科学研究所》には国家レベルの研究がされていたその中で、彼女が目にした物が…。 ⁡
    ⁡⁡
    ⁡スリープも期待を裏切らない最後の数ページでのどんでん返しw

    また読み返したくなる(笑)

    自分の推理展開には絶対成らない、ヤラレた感と、読み返すと繋がる内容がシビレる♪

    乾くるみ溜まりません♥(*´д`)ハァハァ

    2015年14冊目

  • タイトルと亜里沙の独白でまんまと騙された 
    「なんで東日本大震災の記述がないんだろう?別の時間軸?」なんて思ってましたが
    2010年7月第一版発行の本作 なくて当然でした。 
    作中作「2031」と同様外れちゃいましたね・・・ 

  • 若干ストーリーに矛盾点と結局明かされないままの謎の部分があった所は否めないのですが、個人的には凄く面白いSFミステリーでした。
    冷凍睡眠で不死を実現する話は昔からありましたし、ウソかホントかTVでも水曜スペシャル的な番組で、時の権力者が冷凍保存されていると言うのを見た記憶が蘇りました。
    主人公が冷凍睡眠から目覚めると30年後の世界。なかなかリアルな30年後の世界なのかもしれない描写も良かったです。
    しかし読み進めて行くと、急に、うん?パラレルワールド?と言う展開になり、実は冷凍睡眠からの蘇生ではない事が明かされて話の辻褄が合い物語が完結していきます。なかなかのどんでん返しでした。

  • 目覚めると、そこは30年後の世界だった。
    (アマゾンより引用)

    こっわ!

  • 2017.4.8 読了


    これはまた よくこんな話
    考えつくなぁ。。。と。

    人類が神の域に手を出した。。。

    こんなことが可能になったら
    笑えない。。。


    なかなか 興味深い話ではありましたが、
    ちょっと難しかった。。。




    それにしても、カプセル1番は
    どんな人が入ってたんだろう??

  • 物語の起こりは科学番組《科学のちから》。天才中学生が本格的なサイエンスをレポートする人気番組だ。高い視聴率を記録していながら番組は終了してしまった。最も人気だった羽鳥亜里沙もテレビの表舞台から消えた。実は当時驚くべき研究が秘密裏に行われていた。羽鳥亜里沙は研究所を取材に訪れ、好奇心も相まってその高度な研究、実験に巻き込まれてしまったのである。科学が果てしなく進歩する中、人間の領分はどこにあるのだろうか。

    施設の構造や科学技術の説明は結構読み飛ばしていったが面白かった。途中パラレルに話が書かれて、まんまと混乱に誘われた。ただ、人物も複雑ではなく徒に視点も動かない(最後まで読めばわかるが)ので難なく読み進む。ネタバレにならないように書くが、番組同期の鷲尾まりん、戸松鋭二、山下勇樹に比べ、最終的に亜里沙がああいう生き方となったのが、ストーリーの象徴のようだ。読み終わってみると、初めてではない気がしてきた。実は過去読んだことがあったのだろうか。記憶が曖昧。

    現在我々は大変便利な生活をしている。一方で科学は、特に生命科学の分野では「できること」「できないこと」を明らかにするだけでなく「してよいこと」「してはいけないこと」を忘れ疎かにせざるべきなのだろう。本文の内容だと少々極端だけど。

    ところで、冷凍睡眠については学研の雑誌で読んだ記憶がある。現代の医学では治療できない病気も、将来は治療法が確立している可能性がある。ゆえに、何らかの方法で未来へ行けたなら、完治が望める。それには身体を冷凍保存するアイディアがあるというのだ。15年以上昔の記事だがふと思い出したのは、子供心にインパクトが強かったのだろうなあ。

  • 人間の冷凍保存、完全な解凍技術があったなら…。

  • 再読。
    冷静に考えれば非常に気持ち悪い話だが,この歪んだ感じが乾くるみクオリティ。
    文庫版は同時期に発売されたアレとペアで,こっちは○と見せかけて●で,あっちは●と見せかけて○での合わせ技で大ショックだったが,単体でもなかなか。

  • 定期的に乾さんが読みたくなる。
    あの本能むき出しでゲスい感じの人たちが。。。

    今まで読んだ乾さんの本ほどの衝撃はなかったけど、
    後半はあれよあれよと畳み掛けられて、淡々として怖い。
    やっぱり乾くるみは切ない系ホラーだ。
    後味の悪さがクセになる。

  • SFかサスペンスか?恋愛小説なのか。サクサク読みすすめられる本です。
    以前に読んでいたのにレビューつけてなかった。

著者プロフィール

静岡県大学理学部卒業。1998年『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。著者に『イニシエーション・ラブ』、『スリープ』など。

「2020年 『本格ミステリの本流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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