山本周五郎戦中日記

著者 : 山本周五郎
  • 角川春樹事務所 (2011年12月発売)
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  • レビュー :6
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411851

作品紹介

周五郎が遺した日記から、太平洋戦争中の全文を一挙収録。緊迫した状況のなか、作家として、そして家族の大黒柱として、何を考え、どう生きたか-。未公開部分を含む第一級の昭和史資料!六十六年の時を経て、初の書籍化。

山本周五郎戦中日記の感想・レビュー・書評

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  • 昭和19年から 戦争が身近になる。山田風太郎と比較して、仕事や家族がいるせいか、冷静さを持っているし、自分なりの情報収集、戦況分析も している

    戦争より 仕事の方が気になる様子

  • 原稿進み具合、飲み喰い、知人往訪の記録に加え、次第に空襲の記述が入ってくる1941〜45年2月迄の小説家の日記。「仕事だ仕事だ」「がんばれ」「神よ」の言葉が目立つ中、生や死についての思考もあり興味深く読んだ。

  • 山本周五郎が奥さんと死に別れ、
    長男とも離れ離れになった状況を
    事細かに知れると思い、購入。

    結果としてその時期に到達するまでに
    日記は終了してしまう。

    山本周五郎の親戚や知人との交友関係や、
    作品を仕上げるのに苦悩する様子が
    ありありと表現されている所が良かったが、
    空襲警報のなった時刻や戦闘機の飛行状況などが
    事細かに記録されており、
    一庶民の戦時中の手記としても
    貴重と思われるものだった。

    昭和19年11月頃からやたら日記の頻度、分量が
    濃密になり、戦時中という生々しさが増す。

  • 日米開戦から45年2月4日までの戦時下の日記の初収録。作家として足場を固めこれからという時に周五郎を襲ったのが空襲の恐怖。戦争と日常が交錯するなか、家庭人としての周五郎、作家としての周五郎の足跡を肉厚に補完する貴重な記録。

  • 太平洋戦争開戦時から東京大空襲直前までの日記である。改めて驚かされるのが、真珠湾攻撃から4カ月あまりで本土初空襲があり、忌まわしい恐怖はその後終戦までの長い間人々の日常生活と共に存在したことである。困難な時代にありながら、執筆活動を「仕事」と称して黙々と筆を執る著者の姿に心を打たれる一方で、酒好きな庶民としての生活風景にニヤリとさせられる。

  • イメージどおりの周五郎だったのがうれしい。
    がんばるべし周五郎。がんばるべし周五郎を読む人!

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