パンとスープとネコ日和

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 966
レビュー : 182
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758411943

感想・レビュー・書評

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  • ドラマを先に見ていました。物語が進むにつれ、展開の異なりに気づき、原作はこういった終わり方をしているとわかりました。この結末の方がつくり話、いわゆるハッピーエンドでおわらない、ほんの少しの現実感がみえて、すこしほっとした。

  • 自分流のこだわり過ぎると偏りが出てきて自身を窮屈にしてしまうのはよくある落とし穴かな。ネコとのやり取りはとてもリアルで共感します。ネコ相手だと甘くなっちゃうんだよねぇ。

  • アキコは出版社を退職し、未婚でアキコを産んだ母の死をきっかけに、自分のお店を持つことにした。父親らしい人は分かっているけどもうこの世にはいない人。誰とも繋がっていないように見えるアキコだけど、バイトのしまちゃんがいる。猫のたろもいる。それで十分だったのに、たろはあっけなく死んでしまう。その部分は作者は猫が好きで好きでたまらないんじゃないかと思うほど書き込んであり、猫好きの人にしか伝わりにくい部分だった。けど、全体的に心が温かくなるものがつまった一冊でした。

  • 一人のアラフィフの女性の出自と脱サラして小さいレストランを始めると言う二本を軸に話が進むがタイトルにあるように飼い猫が主人公の感情を豊かにしてくれます。私の「こうありたい」小さな日常が描いてあり、大好きな本になりました。(玄米を自宅で精米し土鍋で炊くとか)

  • 普通の人とは違う生き方を強いられた主人公が、母親の死をきっかけに自分らしく生きようとする物語。
    猫のたろちゃんとアルバイトのしまちゃんと一緒に新しいパンとスープのお店を始めたり、周りの人たちとの交流もあったり。
    心理描写がすごく書き込まれてるところが良かったです。

  • ドラマ化された時にナチュラル系猫友がはまっていて気になっていたこの作品。寝る前に軽く読み始めたら最後まで一気に読んでしまい、最後は号泣。こんなお店が近くにあったら通います。それほどナチュラル系ではないのだけど(*^_^*)

  • ドラマが好きだったので原作の方も読んでみました
    ちょっと文章がきつくて苦手
    アキコ自身は自分が傲慢なのかもしれないと葛藤しているのに
    アキコが正しくてそのやり方に異を唱える人間は嫌なやつという描かれ方をしているのが残念

  • イメージとしては、食堂かたつむりくらい、お店寄りの話かなと思っていたけれど
    どちらかというとアキコさん目線でした。

    ドラマ化していたのは知らず、しかも郡ようこさんの作品に初めて触れた。
    最近あるような、若い人の話だと思っていたので出鼻からいい意味でくじく結果と。

    あっさりと。
    薄くもなく、濃くもなく。ちょうど良かったです。

  • 群ようこさんの書く小説やエッセイって、作品どれも大差ないというか安定してるというか。今回の主人公も「地味で素朴で生真面目な独身女」ってパターン。特にお気に入りでもないはずなのに見かけると手にとってしまう不思議な求心力。

    「食べられるだけでありがたいので、そのうえおいしいだのまずいだのといったら、バチがあたる」ってセリフがあったけど、我が家で食事の感想は必須。いい出来だと言ってもらえれば嬉しいし、口に合わないときは言ってもらわないと改善できないし。

  • お店の経営は人間関係と等しいような気がした。
    どちらも、みんなに好かれることは難しいから…。

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著者プロフィール

群 ようこ(むれ ようこ)
1954年、東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。広告代理店に就職するが半年で退職。6回の転職を経て「本の雑誌社」に事務職で入社。やがて本名で『本の雑誌』に書評を執筆しはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。同年退社し、作家専業となる。
代表作として映画のために書き下ろした『かもめ食堂』、ドラマ化された『パンとスープとネコ日和』など。

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