天皇の代理人

著者 : 赤城毅
  • 角川春樹事務所 (2012年10月11日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412032

作品紹介

日本・イギリス・ドイツ・スイスの4国で起こった戦前外交の秘史を追う、ふたりの外交官。4つの事件は真実なのか、つくり話なのか-。ヨーロッパを舞台に秘密外交官の暗躍を描く、日本昭和史の物語。

天皇の代理人の感想・レビュー・書評

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  • 日本・イギリス・ドイツ・スイスの4国で起こった戦前外交の秘史を追う、ふたりの外交官。
    4つの事件は真実なのか、つくり話なのか―。
    ヨーロッパを舞台に秘密外交官の暗躍を描く、日本昭和史の物語。
    (アマゾンより引用)

    面白かった(*´∀`*)
    あんま期待してなかっただけに(笑)
    オムニバス形式で最後ちょっと、何か、良かった(笑)
    満足♪

  • 面白かったんですがちょっと淡々としてる感じが残念。何よりタイトルが最大のネタバレなのが更に残念。

  • 都会の片隅。限られた人間しか知らないバー。
    それ存在自体が秘密であるかのようなバーで、一人の老人が語るのは、第二次大戦時の外交秘中の秘。

    聞き手である僕と、語り手である津村老人。
    この二人が語り合う舞台が、お洒落すぎる。舞台配置が素敵すぎる。

    歴史回顧の舞台としてバーって、似合いすぎです。
    聞き手の僕が、キャッキャしていないのが、いいのでしょう。本心、躍り上がってしまうぐらいの高揚感なんでしょうけどね。

    誰もどこにも知られていない、当事者しか知らない真実を、本人から知りえる幸運。
    なんて素敵。

  • 知らない話が多かったせいもあるが歴史的事実をベースに、フィクションの部分もリアリティを感じながら読めた。続編、それも長編で読んでみたいと思った。

  • 連作短編集。

    柳広司の「D機関シリーズ」の結城中佐が外務省嘱託の砂谷に取って代わったような感じ。史実と上手く絡ませ、戦前、戦中の外交政策の裏側を見ているかのようで面白い。ただ、砂谷が一体何者か、という謎はタイトルで丸分かりなのが惜しいところ。

  • 昭和末期、銀座のバー「しぇりー博物館」に通っていた「僕」は、不思議な雰囲気を持つ老人、津村昌雄氏に出会う。かつて外交官として活躍した彼が語る戦前昭和の驚くべき歴史の舞台裏とは。
    歴史ミステリー。さらっと読める。まあまあ面白かった。

  • 昭和初期から終戦にかけて、世界を股にかけて活躍した謎の日本外交官がいた。外務省本採用ではなく嘱託という身分でありながら、強力な特権を持ち、誰からも命令されない。しかし、彼は歴史の表舞台に登場しようとはせず、陰で日本外交に奔走する。残念ながら彼の小さな成功は大局を変えるほどにはならず、日本は敗戦という結末を迎える。

    そんな彼と行動を共にした青年外交官が平成の時代、バーで飲みながらその頃を思い出すというストーリー。

    佐分利貞男公使の怪死事件や日独防共協定締結を巡る吉田茂と大島浩との対決など、真相がはっきりしない昭和史事件にスポットを当てていて、歴史オタクには読みごたえあり。

    タイトルの「天皇の代理人」がなかなか登場しないのだが、まさかの真相。このオチならタイトルをもうちょっと考えるべきでは。

  • この人の本は始めて読んだが、スパイ物のようで短編ながら楽しめた。

  • “D機関”の結城中佐に通ずる砂谷大使。自国を有利にしようとする各国の情報戦が緊迫した描写で綴られ、読みごたえ十分です。
    題名はラストを読み納得。

  •  日本人の元外交官の回想録として語られる、戦前外交の秘史を描いた小説。
     日本と欧州を舞台に、人脈と駆け引きを駆使して暗躍する超法規的外交官の存在は、現代と隣接した昭和史の懇切な描写によって、フィクションとノンフィクションの可能性を纏いながら、歴史のカーテンの向こうに見え隠れする。
     時代という怒濤の大河の泡沫(うたかた)に、こうして埋もれた数多の真実の一滴があったかもしれないのだろう。
     著者の「書物狩人」シリーズのテイストに近いものがあり、同シリーズの読者としても面白く、且つ息苦しいほどの有意義さで、読むことができた。

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