山本周五郎 愛妻日記

著者 : 山本周五郎
  • 角川春樹事務所 (2013年3月13日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412148

作品紹介

昭和5年、27歳となった周五郎は、煩悶する日々を送っていた。
折しも、アメリカのブラックサンデーに端を発した世界大恐慌の煽りを受け、日本もまた出口の見えない不況にあった時代。
文壇へデビューは果たしたものの、思うような作品を生み出せずに苦しみ、焦り、金銭的にも追い詰められて、自暴自棄になる日もあった。
しかし、転機は恋と結婚によってもたらされる。改めて書くことが生きることと自らの心に誓った周五郎は、最愛の妻に貧しい暮らしをさせていることに心を痛めながらも、真摯に小説と向き合う過程で、「読んで面白い小説」に活路を見出していく。妻への愛情を糧に、自分の為すべき仕事に辿りつくまでの若き周五郎の日常と心情が赤裸々に綴られた、第一級の文学史資料。

山本周五郎 愛妻日記の感想・レビュー・書評

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  • 「戦中日記」に続いて購入したものの、
    しばし積読になっていたものを読了。

    この本では、
    山本周五郎が一人目の奥さんに出会う年から
    日記がスタートし、
    友人が死を迎え、戦況が激しくなっていく
    年までの分が納められている。

    丁度現在の自分の年齢を跨ぐ形で
    日記が綴られており、読んでて
    不思議な気分になった。

    酒や友人との付き合いに引きづられつつも、
    ストイックに生きようとすることの繰り返し。
    身近なような、真似できないような。

    それにしても、読んでる方が照れてくるような
    赤裸々な内容(なにせ、日記だから)が
    書かれているので、生きているうちは
    書いた本人も公開されたくなかっただろうな、と思う。

    そういう意味でも貴重な本だ。

  • 山本周五郎の1930年から1941年に至る十一年間の日記 はじめて全文を読む機会が得られたとき、もっとも印象的だったのは、若い二人のみずみじしい恋の情景だった 彼の仕事のえなるギー源は妻だったのではないか 

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