働かないの―れんげ荘物語

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 601
レビュー : 78
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412223

感想・レビュー・書評

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  • 会社を辞めて古びたアパート「れんげ荘」に住む48歳ササガワ・キョウコののんびりした日常。
    前作「れんげ荘」同様に肩ひじ張らずに気軽に読めてとても良かった。
    『まだ出来るのにその手前でやめておくと、出来栄えを見て自己嫌悪に陥らなくなる』というのが印象的。
    とかく忙しい毎日を頑張りすぎている皆さん。今年はちょっと肩の力を抜いてみませんか?…と自分にも言ってみる(笑)

  • 働かないの。そう、もう働かない。
    十分に働いた。一生懸命勉強した。いい学校というところも行った。いい会社というところにも入った。
    だけど、もうね。いいの。
    月々、10万円で暮らす。収入がないとね、住民税とか払わなくていいの。
    貯金を切り崩す生活だけど、何もないけど、、、
    いいんだ。。
    ・・・とは思いつつも、ちょっと割り切れなかったり、時間を持て余したりする。
    そして、ふと気が付くと、いろんなことが若いころのようにできなくなっていることに気が付くんだな。。
    そうだね。
    もっともっと年をとっても、ちゃんとしていられるように、、、過ごしていきたい

  • 新たに刺繍に挑戦したり、あたらしい隣人のチユキさんが入居したり、いくつかの変化はあったけれど、続編も、あれよあれよというまに終わってしまいました。
    無職で一人暮らしする生活って、長く続けるには退屈そうだし、不安もあるだろうしなんて、他人事のように思っていたけど、誰でもひとりになる可能性があると気がついて、キョウコの不安も少し飲み込めてきました。キョウコみたいに貯金もない私のほうが、よほど不安でした(汗)
    三食自炊して、掃除して、生活そのものをきちんと行うことだけでも、充実感があるかもしれない。ひとりだといい加減になってしまいそうだから。そして、生活を淡々と描いて小説にすることも、案外難しいのではと思ったりもしました。
    キョウコは3年経っても、この生活を続けていました。これからもそうしていくようです。さらに続編があれば読んでしまいそう。

  • 「れんげ荘」続編。
    新たな隣人もやってきた「れんげ荘」で、自身の生き方・あり方を自問自答しながらも穏やかな日々を過ごすキョウコ。
    足るを知る者は富む、毎日の生活の中で幸せを見つけること。そんな話だと思う。
    (図書館)

  • 最近、ストーリー性のある重厚な小説に疲れ気味だったので、まったりと楽しく読めました。
    こんな価値観の本を読んだのは初めてだったので、ちょっと嬉しかったです。私も結構おんなじだあって感じで。
    主人公が、最低限の暮らしで大満足なところが良かった。後、変に仲の良いわかりあえる友達とか、ちょっといい感じの男の人とかが出てこないところも良かった。
    主人公が、40代後半で、色々経験してきたるんだけど、ささいなことで自己反省したり、他人(家族?)の棘に対してムカつきながらも、鷹揚に対処しているところが良かった。
    現実には、こんな暮らし無理なんだろうけど、なんかいいな~って憧れながら、休みの日にだらだら読むのに最適な小説です。

  • 働いてるか、働いてないかって結構大きな違いだけど、幸せは考え方次第というゆるい空気がとても好きでした。
    主人公の悩みやハッとするところとか、働いてるかどうかなんて関係なく、誰でも一度は考えることだったりするし。
    読むと肩の力が抜けます。

  • さすが群さん。
    人の生き方はなにか、何を大切にどう生きるか。。。
    親子、近所、他人との関わり、、、

    深いがさらっと。考えちゃいます。

  • 前作れんげ荘のことをどこかのブログで知って、読みたいと思っていたところ、図書館で続編のこちらを見つけたので手に取った。
    働かないことを選択した主人公の月10万円以内で生活する毎日のお話。
    なんとなく節約の参考になることがあるかな期待したが、そういう観点ではなくて足るを知る、もしくは置かれた状況に満足して幸福感を得るというのがテーマだと思った。

  • 2015/9/5 読了

  • こういう生活、嫌いじゃない。
    お役所からの電話とか、リアル。
    刺繍のところは私も読みながら肩が凝った気がした笑

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著者プロフィール

群 ようこ(むれ ようこ)
1954年、東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。広告代理店に就職するが半年で退職。6回の転職を経て「本の雑誌社」に事務職で入社。やがて本名で『本の雑誌』に書評を執筆しはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。同年退社し、作家専業となる。
代表作として映画のために書き下ろした『かもめ食堂』、ドラマ化された『パンとスープとネコ日和』など。

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