働かないの―れんげ荘物語

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 601
レビュー : 78
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412223

感想・レビュー・書評

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  • れんげ荘がおもしろかったから読んでみたけど、こっちはあまり内容がなくていまいちだったな…。
    キョウコの考え方に途中で疲れてしまった。
    のんびり生きたい。

  • 2014.6.17
    自立した生活を、満喫したい。
    流れに逆らわず、自然の流れに身をまかせて。

  • 読み始めた時はいい雰囲気だと思いましたが、次第に主人公のキョウコに共感できなくなりました。彼女が働かないと決めて、できる限り世間に迷惑をかけないように生きているのはいいとして、彼女の考えの根底に彼女が嫌う母親と同じ、こう生きなければならないという決めつけがあるように思えたからです。

    彼女が独身老人の暮らしぶりを批判する時、勤め人の波とは反対に散歩に出かけた時、ご近所の奥さんたちを見つめる時、どこか上から目線で人々を眺めている彼女の傲慢さが不快でした。

  • 働きたくない自分が題名だけに惹かれて読みました。
    前作にれんげ荘物語があるのも知らずこっちを先に読んでしまった。

  • れんげ荘物語の続編だったのに、れんげ荘物語、読んでいなかった。

    群ようこさん久しぶり。以前はエッセイなどで等身大の著者が垣間見られていた。ペンネームが決まったことを母親に報告する場面だけが記憶にある。

    「働かないの」は48歳独身のキョウコが主人公。お風呂もトイレも共同の古いアパートに一人暮らし。
    健康で探せば仕事がありそうなのに、無職。

    そのキョウコの日常とれんげ荘の住民たちとの関わりと家族についての物語。

    女性はこのように、無職でいながら、きちんと計画をたて、自分に見合った暮らしができるが、男性の場合、どうなんだろう。
    自分が使えるお金の事も考えて、新しく趣味や生きがいといえるようなものをキョウコのように見つけていくことはできるのだろうか。

    50歳くらいだったら、パチンコなんかで、無駄に時間とお金を消費してしまうんじゃないかな。もう少し若ければ、ネットやゲーム。アルコールにおぼれてしまうかも。

    キョウコと母親との関係は「一番長い夜に」の芭子と母親との関係に似ていると思った。母親と娘。どの親子も分かり合えて、いるわけではないのだ。

  • 仕事を辞めた主人公が、れんげ荘という古いアパートに住みながら暮らすお話。自己嫌悪に陥りながらも、大きな刺繍を始めたりお隣さんと話したり色んな人に支えられながら前を向いて歩いていく。

    この気持ちわかるなぁー。
    働いてないとき私も同じこと思った。
    れんげ荘、見てみたい。

  • 人って、どんなに自分の思い通りの現実になっても、しがらみから自由になっても、次から次へと不安や不自由な気持を自ら作り出してしまうんだなぁ。主人公のそういう心境が強調されていく部分は呆れる。クマガイさんみたいな思考で生きたいな。

  • 結婚して子どもも生まず、短時間パートをしている私にとっては、主人公の気持ちと重なる部分が多くあった。

    寒い冬に読むと、特別心がほっこりする感じがしました。

  • 群さんの書く小説は、いつも安心してすんなりと読めて癒されます。
    何気なく描写されているようなのに、れんげ荘の「昭和」そのもののような佇まいが、ありありまなうらに浮かんできます。

    「働かないの」ってタイトルがいいですよね。
    まだ続きが読みたいです。読めそうな気もします。
    主人公が働かないままずっと暮らしていけるのか、従姉妹か親戚のおばちゃんのように気になります(笑)

  • 無いと不安だけど、ありすぎると悩みも多くなる。キョウコさんの考え過ぎてしまう性格に共感できました。
    続きが読みたくなる物語です。

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著者プロフィール

群 ようこ(むれ ようこ)
1954年、東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。広告代理店に就職するが半年で退職。6回の転職を経て「本の雑誌社」に事務職で入社。やがて本名で『本の雑誌』に書評を執筆しはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。同年退社し、作家専業となる。
代表作として映画のために書き下ろした『かもめ食堂』、ドラマ化された『パンとスープとネコ日和』など。

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