- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758412223
感想・レビュー・書評
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働かないと決めて働かない、毎月決まった金額だけ貯金を取り崩して使い、日々を静かに淡々と暮らしてゆく。
読書に散歩を友として過ごす日々にも、隣人が越してきたり刺繍を始めたり小さな変化は訪れる。そんな中で自分についてつらつらと考えてみたりする様子がなんだかリアルで、似ているところも違うところもひっくるめて、今の自分にするりと馴染む作品。
面白い作品も感動できる作品も沢山あるけれど、自分に馴染む、という感覚の作品には滅多に出会えるものではないので、そのことがまず嬉しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
激務から解放されて、月10万円で過ごして行くってなんだかうらやましいと思うけど、実際にしてみるとキョウコ以上に悩みそう。
また新たな仲間が増えて、悩みながら楽しくやっているのがよかった。
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れんげ荘に住んで3年目のキョウコさんのお話。
働かないで何年も過ごすってどんな感じなんだろう。羨ましいと思うけど、空っぽでつまらなくなってしまうかもなぁ。同じではなくとも、キョウコさんみたいに「私って幸せ」って思える生活ができたらいいな。 -
バリバリのキャリアウーマンが、仕事を辞めて毎月10万円で生活するシリーズの2作目。前作では湿気対策や蚊対策で大変だった古アパートのれんげ荘は、クーラーや網戸がついて少し快適になりました。
仕事の人間付き合いや確執のある母親のストレスから逃れて自由になったのに、自由になったことに罪悪感を覚えたり、新しく見つけた趣味の刺繍が思ったより上手くできずに落ち込んだり、悩みはつきません。他人と比較したり、自分で自分の限界を決めてしまったり、逆に目標を高くし過ぎて挫折したり、何かを始める前から失敗した時のことを心配したり。
全部、私にも身に覚えのあることばかり!主人公と年齢が近いので、自分だったら…と考えながら、あっという間に読んでしまいました。 -
働きたいです。
若いうちに仕事しまくったから40代で仕事辞めてもう働かない。と決め、働かない生活を描いたものでした。
なんでも反動で極端なことになるよなーと思いました。
先月40冊ぐらい読んだ反動で、今月まだ12冊です。
やっぱ毎日少しずつが大切のようです。 -
1巻よりも好きだった。
デモデモダッテから徐々に脱却する様子が本当にじわじわと感じられ、人の変化や成長って本来はこれくらいのスピードだよなあと気づいた。
目標の決め方、続けることの大切さ、続けた者が上達する実感と感動。
それを自分の好きな人に“共有”することで繋がっていく、小さくも暖かい“社会”がここにあった。
【これから読む人のためのシリーズメモ】
①れんげ荘
②働かないの れんげ荘物語
③ネコと昼寝 れんげ荘物語
④散歩するネコ れんげ荘物語
⑤おたがいさま れんげ荘物語
⑥おネコさま御一行 れんげ荘物語
⑦今日はいい天気ですね。 れんげ荘物語 -
『れんげ荘』シリーズ化されてたんだ!
いいね~
貯金生活! -
穏やかに過ごす、自然を楽しむキョウコが羨ましい。自分のペースで過ごすって幸せだろうな〜。
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優しくてのんびりした生活。いろんな生き方があるんだなとほっとした
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主人公のキョウコの葛藤が、自分とよく似ていてとても救われる思いだった。シリーズものなので全部読み切りたい。