憂いなき街

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.41
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本棚登録 : 312
レビュー : 50
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412346

感想・レビュー・書評

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  • 道警シリーズ第7弾

  • 道警シリーズは読み始めると止まらない。
    今回もその通りです。
    少し切ない話でした。
    毎回思うのですが、どうしてこんなに惹きつけられるのか。
    どんどん先を読みたくなるのはなぜか?

    これが文章力なんだろうなと改めて思いました。

  • 警察官。

  • 道警シリーズ。高校の同窓会をやったあとだけに札幌の地名が懐かしい。といっても僕は札幌の高校に通っていたわけではなく、岩見沢の高校に在籍していたのだけど。
    札幌には予備校に通っていた1年と会社の札幌支店にいた6年の縁がある。狸小路の未だに昭和の雰囲気があちこちに漂う雰囲気が好きだ。シリーズの作戦基地ともいうべきブラックバードはその狸小路にある。本作での主役は津久井なのだが、佐伯と小島がついにとか色々発展があって、読んで札幌観光というより札幌在住気分に浸れる道警シリーズ。安心の読後感でした。

  • 道警シリーズ、読んでなかったのを発見。登場人物はみな魅力的なのはそのまま。主役と同僚(相棒的な?)が今回できちゃった。 しかし刑事って何年も昔のちょっとした事件の関係者とかずっと覚えているものなのか?さすがにないだろうな

  • 道警シリーズ第7弾。
    今回は恋愛要素多め。
    佐伯と小島はかなり進展。
    二人の大人な会話がカッコイイ。
    津久井の『おれは、警官なんだ。』にシビレた。
    でもせつないー、せつなすぎるー。
    新宮にも良い人が現れるといいな。
    あと滝本にも。

  • 2015/10/01
    移動中

  • 道警シリーズ、7作目。

    ミステリとしてはまさかの呆気ない結末で、正直「・・・」だったんだけど。津久井さんの純情物語として読む分には、面白かった、かな。まぁ、警察官も人間ということで、いろいろあるさ、ということ。ただ、私は警察小説にこういう路線を期待して読んでいるわけではないので、津久井さんの意外な女々しさと公私混同ぶりにはちょっと引いてしまった。まだ佐伯さんの野暮っぷりの方が好みかもしれない。

  • 津久井と佐伯。
    津久井>ジャズピアニスト、しゃぶ
    佐伯>小島

    宝石店襲撃 3人
    1人確保
    望月>死

    サックス ファン会長
    もう一人
    妊娠女
    静かな女 梓

    津久井>ピアノ弾いた

  • 5月-3。3.5点。
    津久井の純情物語。
    ジャズ歌手を巡る、痴情やら何やら。
    このシリーズも、そろそろ多い気な動きが必要だと思う。

  • もはや津久井さんや佐伯さんが他人とは思えない。

  •  作家が自らの作り出したキャラクターに愛着を覚えるのはごく当然のことだろうと思う。将棋の駒のようにキャラクターを配置したとしても、その各々の部品に命を吹き込むのが作家の描写力なのだから、命を得た人間として、他者として、独立した体温を持つ存在として、ある意味、キャラクターたちは作家の手を離れて動き出してしまう。

     独立作品ですらその思いは作家の中にも読者の中にも生まれる感情であるのだから、ましてやシリーズものとなると何度も登場させてきた登場人物への愛着の強さは、推して知るべしである。そのキャラクター造詣が上手くゆけばゆくほど、彼ら(彼女ら)を深く掘り下げてみたいと腕まくりしたくなるのは作家の本願ではないだろうか。

     そうして作者にも読者にも愛されつつ育ってきているシリーズの一つがまぎれもなくこの『道警シリーズ』ではないだろうか。一作目『歌う警官』において道警裏金疑惑への引き金を絞った一連のシリーズ刑事たちは、のっけから組織からはみ出した役柄を割り当てられて強い印象を残したものだ。佐々木譲という作家にとって警察小説への扉を開いた記念すべき路程標(マイルストーン)であったに違いない。

     その刑事たちは、二作目以降の作品で事件を解決しつつ、少しだけ佐伯と小島の恋愛模様がデコレートされていたものだが、本書ではむしろこの二人の恋に重ねて、津久井の脛に傷を持つ女性ジャズピアニストへの恋がメインテーマとなって描かれてゆく。

     おりしも大通公園の二丁目ではサッポロ・シティ・ジャズ開催が始まろうとしている。ジャズ好きの屯するお馴染みの店<ブラックバード>が舞台となるシーンが多いのも、捜査そのものよりも主人公刑事らのプライベートな側面にスポットライトが当てられているからに他ならない。

     大通公園二丁目に大きな白テントが張られて長期間に渡ってジャズのライブが行われていることは知っていたけれども、その内容、価値、スケールなどについてはこの小説で教えてもらった。一年遅れで読んだ作品となったが、遅ればせながら今夏は、サッポロ・シティ・ジャズにも是非足を運び、小説の中で相当グルーブして感じられたジャズ熱を自ら復活させ、改めての現在を体感してみたいものである。

  • 津久井くんやせ我慢できたね偉かったね。佐伯くん野暮だね。って話。

  • 2015.4.18

  • とても良かったです。刑事物なんだけど恋愛ものとも言えるかな\(//∇//)\

  • 久々の道警シリーズは津久井の恋がテーマ。スピード感があり、あっという間に読み終えました。

  • 北海道警シリーズ。題名に惹かれて読んでみたのだけれど、最後まで何故この題名にしたのかわからなかった。
    話自体は平凡だけれど、警察官の個人の人間としての葛藤がリアルに描かれていて面白いと感じた。シリーズとしては少しマンネリかもしれない。

  • 道警シリーズ7作目。今回はJazzピアニストと津久井の関係と佐伯と百合の距離感が中心のちょっとゆるいストーリー。元警察官が経営するJazzバーのブラックバードも健在でそこでピアノを弾く津久井のラストシーン渋切ないね…
    道警シリーズやっぱいいね♪

  • 道警シリーズ第7弾。
    今回はミステリーというより佐伯、津久井二人それぞれの恋愛を描くために事件が起こった感じ。
    佐伯と小島百合の煮えきれずにヤキモキしていたのがようやく、だった。
    対して津久井は切なすぎたなぁ。

    ジャズ聴きたくなった。

  • 道警シリーズ。Jazzで浮かれた札幌の街で起こった事件を追う津久井の話。津久井の純情と、渋い男たちの物語。

    JazzのCD聞きながら読了。切なかった。
    読み終わったばかりなのに、次のシリーズ作が早く読みたい。

  • シリーズがここまで続いて、本作はもはやミステリーであることを放棄して、主要登場人物たちの日常を描くことを主眼としたものとなった感が強い。申し訳程度に殺人事件が発生するが、犯人がそれまでのストーリーに一切登場も語られもしなった人物という、飛んでもない話であるが、実際の事件はそんなものだとは思うので、警察の日常としては至極当たり前なのだろう。

  • 今回は津久井と男女の仲になった、覚醒剤で逮捕歴のある女奈津子の周囲で殺人事件がおこる。
    状況証拠は彼女を犯人だと示す。

    津久井は「警察官」としてなんとか容疑を晴らそうと努めるが…

    やはり道警シリーズ面白い。個人的には警官の血シリーズも早くすすめてほしい。

  • なんだかミステリーはどうでも良くなっていて、
    登場人物の人生の方がよっぽど気になってしまう。

    特に今回の作品は主人公二人のプライベートが主題になってるといっても過言ではない。
    急に女性関係が忙しくなってびっくり。
    ますます、ミステリーよりプライベートが気になってしまう。

    それにしても、「憂いなき街」というタイトルの意味が良くわからなかった。

  • 新年一冊目は譲さんで。
    道警シリーズの一番新しいのです。
    今迄に比べ、時間の動きがゆっくりに感じます。
    捜査の進行と、佐伯と津久井の絆という見処以外に、今迄は事件の話の添えのエピソードという感じだった大人の恋の話が、前より割合が高く感じるからかもしれません。事件そのものよりそっちが心に残ります。
    慎重で不器用でもどかしい。そこがいい。
    またそれぞれ相方の気遣いが光っていました。

    ラストは津久井さんの切ないピアノで。
    なんのナンバーなんだろうなぁ。哀しさの余韻が読後も後を引いています…

  • 道警シリーズ第7弾。

    今回のシリーズとしての読みどころは、佐伯と百合の関係の発展があったところでした。
    物語自体は津久井の追う事件をメインで、津久井の完全復活的活躍が見られました。
    新宮もかなり一人前になってきた感もあり、シリーズとしては安定期に入った感じです。
    ただ、このメンバーの組織とは別の捜査行動をするのはいつものこととはいえ、ちょっとナアナアな感じになってきたのが気になりました。
    メインの事件はどんでん返し的解決でそれなりに面白いですが、犯人に関してはミステリー的にはアウトな設定だと思います。

  • 北海道警察シリーズ第7弾?ナンダカンダ言っても、札幌の街がリアルに出てくるから、読んでしまう。そろそろ、登場人物たちにも馴染んできた感じ。軽いハードボイルド、今回の終わりは、ちょっと気恥ずかしかった…

  • 佐々木譲作品に外れなし。道警シリーズは鉄板。ちょっと今回は低温だったけれど、登場人物が新しいステージに入る感じはアメリカのドラマのようだ。
    それにしても津久井はつくづく運がないと思う。

  • 道警シリーズがこういう路線になるとは残念。
    プライベート(恋愛)ははっきり言ってどうでもいい。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/12874705.html

  • 道警シリーズ第7弾。
    今回は恋愛模様。事件は割とあっさりでしたが、恋愛は・・・

  • 北海道警シリーズ。シリーズ当初の男臭さがなくなり、佐伯と津久井の恋愛も描かれる。
    以前のような魅力もなくなり、このシリーズも、もういいかな…

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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