松姫はゆく

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 21
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412391

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    兄を盛信を思い、家族を殺され国を亡くしても、信玄の娘という誇りを捨てずに、過酷な八王子へ逃避行する松姫のまっすぐさがすがすがしい。旅で出会う困難にやがては生くべき道を見つける。 凄惨な描写のなかに窪田獅子之助との淡い恋物語が心温まる。
    八王子千人同心の祖が、松姫警護の御寮人衆だった。絹織物産業が松姫由来だった。など、トリビアもある。

  • 信玄の娘・松姫の物語、史実はよく知らないが、武田の悲劇の果てにある、八王子の松姫・信松尼なら救われる。
    そして一人の国を亡くした剣豪・獅子之助の志、読み物として救われる。
    昔、テレビで松姫の物語があった気がするがほとんど思い出さない。織田信忠との悲恋だった気もするのだが?

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著者プロフィール

仁志耕一郎(にし・こういちろう)
'55年富山県生まれ。東京造形大学卒業。広告制作や広告代理店勤務を経て、その後執筆に専念。'12年『玉兎の望』で第7回小説現代長編新人賞を受賞。『無名の虎』で第4回朝日時代小説大賞を受賞。同二作で第2回歴史時代作家クラブ賞新人賞も受賞。他の著書に『玉繭の道』『松姫はゆく』『とんぼさま』。

「2015年 『家康の遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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