幕末 まらそん侍

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 218
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412407

感想・レビュー・書評

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  • なんとなく図書館で手に取ってみた。
    皆さんのレビューを読んで、本当にあった話だと知って驚き。

    安中遠足は日本のマラソン発祥なんだ!
    今でも続いてるって、本の内容より今はそっちに興味深々。

  • 殿様の思いつきで安中城から熊野神社まで走ることになった武士たちの物語。面白かった!ネットで調べたところ、板倉勝明が遠足を言い出したことも、参加者のうちの2人は2回も走ったことも、初日の遠足のゴールにゴールを記録する宮司が間に合わなかったことも、本当にあったことのよう。

  • 殿様から突然の命令。
    臣下に遠足をしろと。黒船の来航する時代、太平の世になまけてしまうのではなく、足を鍛えよ、とのこと。

    実際には、武士や足軽のそれぞれの人生が交錯する5つのドラマ。

    さくっと読めて家族みんなが楽しめる。映画化して当然って作品でした。キャラが色々で楽しかった。

    軽くてほっこりしたものを読みたい時におススメ。

  • 映画化されたと聞いて。

  • 安中藩の安政遠足を題材にした、
    『超高速!参勤交代』の土橋さんの2作目です。

    でも…、何となくだけど、
    『超高速!~』の二匹目のドジョウを狙っての?、
    1956年公開の『まらそん侍』のリメイクありきの、
    企画先行だったのかな~??

    『超高速!~』の焼き直しのよぅな作風でもあり、
    全体的に、うまくまとめ過ぎて、小ぶりな感じに。
    悪ぃとこはなぃけど、特出すべきとこもなくて…、
    ふつぅ…かな~。

  • 連作短編5編
    安中藩主の思いつきで始まった遠足.それぞれの武士のこだわりや想いが,走ることで露わになったりほどけたり,藩主板倉勝明の手の中?で踊ってるのかもしれない,藩主も思った以上の得難いものを得たようで,得るところの多い遠足だった.

  • 五つの短編が、最後にひとつにまとまる話でした。
    何だか、よく分からず走っていると、最後に「そうだったのか」と、やっぱり殿様は偉かった。と思えました。
    最後の話を、もう少し膨らませてくれると、もっと面白くなったのでは?
    他人に傷つきながらも、他人の心に救われる、そんな関わりがほっこりと思えました。

  • サクサクっと読みました。

  • 読んで良かった。序盤のお話が、とっても無益に感じてしまい、だらだらと読書してしまったのだけど、最後のお話が、とても楽しく読めた。泣いたし。

  • ちょうど浅田次郎の「一路」を読んだ後だったので、安中の遠足(とおあし)の面々に親近感を覚えた。

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。2011年「超高速!参勤交代」で第37回城戸賞を受賞し、同名映画は第38回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞。さらに同名の小説で作家デビューを果たす。他の著書に『幕末まらそん侍』『超高速!参勤交代 リターンズ』『引っ越し大名三千里』『スマイリング』『チャップリン暗殺指令』など。

「2022年 『決戦!賤ヶ岳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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