未来へ・・・・・・

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.20
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本棚登録 : 163
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (565ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412476

作品紹介・あらすじ

20年前、母になった私(若葉)は、ふたりの子供と優しい夫に囲まれて、いつまでも幸せな日々が続くとおもっていた。けれど1996年の夏、ある事故が起こってしまう。そして2012年1月、成人式を迎えた"ひとり娘"の菜苗から、旦那と私は思わぬお願い事を告げられた。「かなちゃんのお仏壇を、だして」-覚えていたのか、菜苗!あの日から、いままで家庭内で触れずに過ごしてきた菜苗の双子の姉・香苗の存在を…この日をきっかけに、母と娘の不思議な日々が幕を開ける。双子姉妹と母親の愛あふれる感動長篇。

感想・レビュー・書評

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  • SF

  • 何がスゲーって、新井素子、50歳超えても、ブレずに新井素子やってる。
    甲本ヒロトやダウンタウン、現役を長く張ってる連中って、例え丸くならずに突っ走っててもそれなりに渋みが増したり、こなれてきたり、それがまた味わいになってカッチョ良かったりするんだが。

    新井素子はそのまま新井素子で小説書いている。味わいに「年輪」が少なすぎ(全くないわけではないにせよ)、登場人物のセリフはむしろ新井節に磨きがかかってるように思える。
    随分長いこと新井節に触れてなかったので、最初は戸惑ったが、感を取り戻してからはリズムに乗って一気読み。しかしアラフィフのおっさんが新井節をリズムよく読むキショさときたら…

    内容は歴史改編の市井人情ものといった感じ、ぬいぐるみが暗躍する系の黒い新井素子ではなく、ほんわか素子姫(エエのかこの呼称)系です。オチもほんわかです。ストーリーは置きにきてるけど、文章が超変化球。クセがキツいので万人にはお勧めできかねますが、素子節好きは読んでみて下さい。あと「けものフレンズ」好きな人も(笑

  • すごく久しぶりに新井素子さんの作品を読んだ。
    元々文体にものすごく特徴のある作家さんだったとは思うけど、それがさらに進化していて、とにかく読みづらく、「この描写必要だった?」と思うような描写が頻出して、一人称の主人公さえ「今はそういう話をしているんじゃなくて!」とか言い出す始末で話が進まず、何度も中断しつつやっと読み終えた。
    疲れた。

  • 昔好きだったSF作家なのだが、今では自分の小説で出産子育て母親やってるかのような作品が多いし、文章も読むのがキツくなってきた。でも新作が発表されると読んでしまう。

  • 飛ばし読み良いのかなぁ〜
    なーんだ次はないなぁ

  • 中学生くらいのころ、夢中になって読んでいた新井素子さんの小説。久しぶりに読んだところ、あまりにも読みにくい。懐かしい文体だけど、受け入れられなくなっている自分に驚いた。読み進むのが辛いくらいだったけれど、それでも読んでいくうちに引き込まれるように読了。ああ、こういう世界を描く作家さんだったなと懐かしく思う。母と娘がのめり込んで行く状況に父はまったく関わってこないわけだけれど、最後に母がそれを「酷い人ではない、莫迦なだけ」と娘に言う。すごく腑に落ちる一言だった。

  • キャラクターや語り口調にもの凄く特徴の有る作家さんで学生の頃はそれが好きだったのに、この年になると色々キツイなぁって感じもしてしまう

    何とかなのー。のー。 うーみゅ。とか言ってる二十歳の女子大生を(ラストその口調に意味が有ると判っても)受け入れられるかどうかとか

    一つの会話のオチが見えているのに、長々とボケる所とかも読み飛ばしてしまいそうになるので、ストーリーがどうとかよりも、もうこの方の作風がダメなのかも知れない

    ラストに行く迄かなりの苦労が有って、過去の自分達は悲壮な決意もして
    さあ最後はどんな犠牲を払って未来を変えるのか?と思ったらえらいあっさり大団円になったので拍子抜け

  • ファンタジー&SFたっぷりでした。
    内容が日記形式で読みやすかったです。

  • 20151008 ‼︎‼︎‼︎

  • 市図書館にて。読み始めずに返却日前日、延長するか判断するためにページをめくり、そのまま読了。

    これが読みたかった。語り手菜苗は反則級の逸品。論理的思考と語尾を伸ばすおっとりした口調。若菜の語りが基本であるからこそ成立する語り手であると思う。世代間、常識、人格ギャップがある2人の語り手。

    正しい母娘と不在の父。なんという安心感。

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著者プロフィール

一九六〇年東京生まれ。立教大学独文科卒業。高校時代に書いた『あたしの中の……』が第一回奇想天外SF新人賞佳作を受賞し、デビュー。一九八一年『グリーン・レクイエム』で、八二年『チグリスとユーフラテス』で日本SF大賞を受賞した。他の作品に『……絶句』『もいちどあなたにあいたいな』『イン・ザ・ヘブン』『銀婚式物語『未来へ……』等多数。趣味は碁。日本棋院の「囲碁大使」を務める。

「2018年 『素子の碁 サルスベリがとまらない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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